＜長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント 3日目◇7日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ（7,178ヤード・パー72）＞

4月末に行われた「中日クラウンズ」以来、約2ヵ月ぶりの日本ツアー出場となった小平智は、初日85位タイの出遅れを取り戻せず。トータル5オーバーの103位タイで予選落ちとなった。

【連続写真】小平智　米国ツアーを制したスイングを解析

「調子は悪くなかったのですが、ピンポジションとか日本は日本の難しさがあるなと改めて感じました。上手くいかなかったですね」と小平。決して状態が悪いわけではないことを強調した。

むしろ、結果には表れない好感触をつかんだと続ける。「最後のハーフではいい感じでショットを打てました。感覚が良くなっている。悩んでいた部分、これは感覚的なことなので言葉にするのは難しいですが、“これをやっておけば悪くなることはない”というのを見つけられました」とうなずく。

収穫はそれだけではない。「ショートゲームも成長していると思えた部分があります。アメリカでやってきたものを出せて、不安も消えてきました」。一息ついて一言。「この試合に出て良かった」としみじみ語った。

この後は来週のビザ取得次第となるが、日本でゆっくり英気を養ったあと週末までには渡英。海外メジャー第3戦「全英オープン」へと向かう。「全英には2回行っていますが、“対策してもどうにもならない”ということは分かりました（笑）行ってからいろいろ考えたい」。この日の良い感触を大事にしつつ、いざカーヌスティへ。（文・秋田義和）