石川の最終ホールティショットは右のラフ。池田は大きく左に曲げ林の中に打ち込み事実上優勝争いからここで脱落。勝負は梶川との一騎打ちとなった。フェアウェイからセカンドを打った梶川はグリーンを先にとらえる。そして、石川の残り約188ヤードのセカンドショット。フライヤーとアゲインストを計算して7番アイアンで放たれたボールはグリーン中央方向へ真っ直ぐ打ち出されると「ギャラリーの気持ちがあそこに運んでくれた」右サイドに切ってあったカップへ向かいフェードしてピン30センチに着地。18番グリーンに轟音のような歓声がこだました。梶川の最後のバーディパットは強気で打つも入らずパー。この出来すぎたドラマに幕を下ろすバーディパットを決めた瞬間、主役の18歳は力強く何度もガッツポーズを作った。
「紙一重の戦いだった」まるでシナリオがあったかのような最終日をそう表現した石川。「15番のイーグル、17番、18番のバーディが目立つかもしれないけど、71ホールで積み上げてきた1打が最後につながった」今シーズンの戦いの中で18歳が痛感した“1打の重み”それだけを胸に無我夢中で戦い続けた結果がこの劇的な4勝目となって結実した。今季の獲得賞金は早くも1億円を突破。9試合を残した時点で昨年1年の自身獲得賞金をも超えてしまった。
最後に、“4勝目と1億円突破で自分にご褒美は?” と聞かれると「17番と18番のバーディでもういっぱいです」と笑顔でコメント。このどこまでもゴルフだけを愛する真っ直ぐな姿勢がゴルフの神様を振り向かせる。
【最終結果】
優勝:石川遼(-14)
2位:梶川剛奨(-13)
3位T:片山晋呉(-11)
3位T:池田勇太(-11)
5位:今野康晴(-10)
6位T:松村道央(-9)
6位T:宮本勝昌(-9)
8位:小田孔明(-8)
9位T:丸山大輔(-7)
9位T:デービッド・スメイル(-7)
9位T:上平栄道(-7)
「紙一重の戦いだった」まるでシナリオがあったかのような最終日をそう表現した石川。「15番のイーグル、17番、18番のバーディが目立つかもしれないけど、71ホールで積み上げてきた1打が最後につながった」今シーズンの戦いの中で18歳が痛感した“1打の重み”それだけを胸に無我夢中で戦い続けた結果がこの劇的な4勝目となって結実した。今季の獲得賞金は早くも1億円を突破。9試合を残した時点で昨年1年の自身獲得賞金をも超えてしまった。
最後に、“4勝目と1億円突破で自分にご褒美は?” と聞かれると「17番と18番のバーディでもういっぱいです」と笑顔でコメント。このどこまでもゴルフだけを愛する真っ直ぐな姿勢がゴルフの神様を振り向かせる。
【最終結果】
優勝:石川遼(-14)
2位:梶川剛奨(-13)
3位T:片山晋呉(-11)
3位T:池田勇太(-11)
5位:今野康晴(-10)
6位T:松村道央(-9)
6位T:宮本勝昌(-9)
8位:小田孔明(-8)
9位T:丸山大輔(-7)
9位T:デービッド・スメイル(-7)
9位T:上平栄道(-7)