＜キヤノンオープン　第1ラウンド＞◇9日◇戸塚カントリー倶楽部(7,167ヤード・パー72)

　神奈川県にある名門・戸塚カントリー倶楽部・西コースで本日開幕した国内男子ツアー「キヤノンオープン」の初日。池田勇太が8アンダーで単独首位、1打差の2位には久保谷健一、2打差の3位タイには丸山茂樹と原口鉄也が入った。

池田勇太がロケットスタート！コースレコードタイで単独首位に

　10番ティからスタートした久保谷は出だしの10番でバーディを奪い幸先のよいスタートを切ると12、13、14番と連続バーディ。15番でボギーを叩くも、18番で取り返し前半だけで4つスコアを伸ばす。後半は3番でバーディ、6、7番で連続バーディを奪取。8バーディ・1ボギーで初日を65の7アンダーでホールアウトした。「初日はとりあえず1つでも貯金を作って、それでだんだん落ちていくのが、僕のパターン。アンダーパーでまわって予選落ちをしないで、最終的に2桁いけばいいですね」とバーディ合戦が予想される今大会で少々控えめな発言。今季はベスト10以内のフィニッシュが4回と安定した成績を残しているだけにトップを走る池田には怖い存在だ。

　丸山は7バーディ・1ボギーの6アンダーでホールアウト。「今日はミスらしいミスがなくいけたね」と自身も納得のゴルフで3位に入った。最近、あまり成績がふるわない丸山だが、今大会はひさしぶりの好調なスタート。「初日としてはいい出だしなんで頑張ります」と明日からの健闘を誓った。

　若い世代の台頭が目立ち、影が薄くなりがちなベテラン勢だが、そろそろ存在感を発揮したいところ。世代交代に待ったをかけられるか、残り2日間の試合展開に注目だ。