<日本オープンゴルフ選手権競技 3日目>◇17日◇武蔵カントリークラブ・豊岡コース(7,083ヤード・パー72)
1人次元の違う世界でプレーしていた。埼玉県にある武蔵カントリークラブ・豊岡コースで開催されている、国内男子メジャー第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」の3日目。スコアを落とした前日の冴えない表情から一変、石川遼が超難セッティングのメジャーで圧巻を通り越して驚愕のプレーを見せた。
完璧な3日目を「石川遼1打速報」で振り返る
石川は1番パー5でティショットを曲げながらもバーディを奪取すると、4番でもバーディを奪い、序盤でイーブンパーに復帰。6番パー5ではティショットを池に落とし、木に囲まれたラフの中にドロップするピンチを迎えるも、5番ウッドで目の前の木の上を果敢に越えていくとボールはピン手前3メートルへピタリ。池ポチャからバーディを奪う離れ業を見せアンダーパーに突入すると、7番もバーディとし前半を2アンダーで終える。
後半に入っても勢いは衰えない。10番でバーディとした後14番では長いパットをねじ込みバーディ、その後も危なげないゴルフでパーを拾い続けると最終18番では約7メートルのフックラインを放り込みバーディフィニッシュ。7バーディ・ノーボギーというこれ以上ないスコアで首位に浮上してみせた。今大会前までの武蔵カントリークラブ・豊岡コースのコースレコードは“67”。この日、星野英正が先に“66”でホールアウトして更新していたが、わずか数十分で再更新してしまった。
昨日までの不安定なショットはなりを潜め、強い時の石川のプレーだった。この恐るべき修正の早さには今季何度となく戦った米ツアーでの経験も生きていた。タイガー・ウッズ(米国)やフィル・ミケルソン(米国)らのスイングをその眼に焼き付けた石川は、トッププロ達のスイングをイメージして早速昨日のホールアウト後練習場で打ち込みを行った。プレジデンツカップを終えたばかりとあってイメージは鮮明。右手の角度などのチェックポイントを意識しながら、体の回転が早くボールが遅れて出てくるような錯覚を受けるウッズらのスイングと自身をダブらせた。「まだまだ球離れが早い」とスイングの完成には遠いがショットの安定感は目に見えて向上。米国仕込みのショットを武器に難コースを完全制圧して見せた。
1人次元の違う世界でプレーしていた。埼玉県にある武蔵カントリークラブ・豊岡コースで開催されている、国内男子メジャー第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」の3日目。スコアを落とした前日の冴えない表情から一変、石川遼が超難セッティングのメジャーで圧巻を通り越して驚愕のプレーを見せた。
完璧な3日目を「石川遼1打速報」で振り返る
石川は1番パー5でティショットを曲げながらもバーディを奪取すると、4番でもバーディを奪い、序盤でイーブンパーに復帰。6番パー5ではティショットを池に落とし、木に囲まれたラフの中にドロップするピンチを迎えるも、5番ウッドで目の前の木の上を果敢に越えていくとボールはピン手前3メートルへピタリ。池ポチャからバーディを奪う離れ業を見せアンダーパーに突入すると、7番もバーディとし前半を2アンダーで終える。
後半に入っても勢いは衰えない。10番でバーディとした後14番では長いパットをねじ込みバーディ、その後も危なげないゴルフでパーを拾い続けると最終18番では約7メートルのフックラインを放り込みバーディフィニッシュ。7バーディ・ノーボギーというこれ以上ないスコアで首位に浮上してみせた。今大会前までの武蔵カントリークラブ・豊岡コースのコースレコードは“67”。この日、星野英正が先に“66”でホールアウトして更新していたが、わずか数十分で再更新してしまった。
昨日までの不安定なショットはなりを潜め、強い時の石川のプレーだった。この恐るべき修正の早さには今季何度となく戦った米ツアーでの経験も生きていた。タイガー・ウッズ(米国)やフィル・ミケルソン(米国)らのスイングをその眼に焼き付けた石川は、トッププロ達のスイングをイメージして早速昨日のホールアウト後練習場で打ち込みを行った。プレジデンツカップを終えたばかりとあってイメージは鮮明。右手の角度などのチェックポイントを意識しながら、体の回転が早くボールが遅れて出てくるような錯覚を受けるウッズらのスイングと自身をダブらせた。「まだまだ球離れが早い」とスイングの完成には遠いがショットの安定感は目に見えて向上。米国仕込みのショットを武器に難コースを完全制圧して見せた。