<ブリヂストンオープン 3日目>◇24日◇袖が浦カンツリークラブ・袖が浦コース(7,138ヤード・パー72)
千葉県にある袖が浦カンツリークラブ・袖が浦コースで開催されている、国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」。初日のベストスコアは“66”でまわった額賀辰徳、2日目は片山晋呉がそれを上回る“65”を叩きだした。そして3日目は横尾要だ。
遼、笑顔無くストレス溜まるラウンド…40位タイに後退
横尾は1番でのチップインバーディでリズムに乗ると、好調のショットが次々とチャンスを演出。終わってみれば“64”のビッグスコアで、一気に首位の座を奪取。開催地の千葉県は母校もあり、今週は仲の良い旧友と同窓会を開くなど地元感覚でリラックスできている。さらに、この袖が浦カンツリークラブはデビュー戦を戦ったコースでもあり相性も良い。久々の最終日最終組に「池田君みたいに勝ちます!と言いたいけどね」と控え目なコメントを残したが、「最近若い子が頑張ってるんでおじさんも負けないようにしないと」台頭する若手の壁となるべく、3年ぶりの優勝を狙うベテランが意地を見せる。
その横尾と1打差の2位につけたのが片山晋呉。この日は1番からボギーを叩く不穏な立ち上がり。直後の2番で取り返すも「今日はこのままオーバーパーかな」と、「マスターズ」以後燃え尽き症候群におちいっている賞金王に早くもあきらめムードが漂いだした。ところが、一昨年の今大会で優勝した際に使用していたパターが微妙な距離をことごとく沈めリズムを作り出すと、「ちょっと忘れていたものを思い出した」片山の心にわずかながら火が入る。
7番はダブルボギーもありえる場面をナイスボギーで切り抜けると、9番、10番と連続バーディで上位に復帰。さらに13番、16番でもバーディを奪い3日目をトータル12アンダーでホールアウトした。最終18番ロングでは残り約260ヤードを気合いの雄たけびと共に2オンさせるなど、行き先を見失った王者が優勝争いの中で勝利への意欲を再び取り戻しつつある。「優勝スコアは伸びると思うけど、今のままいけば大丈夫かな。楽しんでやりたいと思います」悩みの中で戦ってきた今季、この大混戦を制した先にある今季初優勝はこれまでの26勝とはまた違う味がするはずだ。
千葉県にある袖が浦カンツリークラブ・袖が浦コースで開催されている、国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」。初日のベストスコアは“66”でまわった額賀辰徳、2日目は片山晋呉がそれを上回る“65”を叩きだした。そして3日目は横尾要だ。
遼、笑顔無くストレス溜まるラウンド…40位タイに後退
横尾は1番でのチップインバーディでリズムに乗ると、好調のショットが次々とチャンスを演出。終わってみれば“64”のビッグスコアで、一気に首位の座を奪取。開催地の千葉県は母校もあり、今週は仲の良い旧友と同窓会を開くなど地元感覚でリラックスできている。さらに、この袖が浦カンツリークラブはデビュー戦を戦ったコースでもあり相性も良い。久々の最終日最終組に「池田君みたいに勝ちます!と言いたいけどね」と控え目なコメントを残したが、「最近若い子が頑張ってるんでおじさんも負けないようにしないと」台頭する若手の壁となるべく、3年ぶりの優勝を狙うベテランが意地を見せる。
その横尾と1打差の2位につけたのが片山晋呉。この日は1番からボギーを叩く不穏な立ち上がり。直後の2番で取り返すも「今日はこのままオーバーパーかな」と、「マスターズ」以後燃え尽き症候群におちいっている賞金王に早くもあきらめムードが漂いだした。ところが、一昨年の今大会で優勝した際に使用していたパターが微妙な距離をことごとく沈めリズムを作り出すと、「ちょっと忘れていたものを思い出した」片山の心にわずかながら火が入る。
7番はダブルボギーもありえる場面をナイスボギーで切り抜けると、9番、10番と連続バーディで上位に復帰。さらに13番、16番でもバーディを奪い3日目をトータル12アンダーでホールアウトした。最終18番ロングでは残り約260ヤードを気合いの雄たけびと共に2オンさせるなど、行き先を見失った王者が優勝争いの中で勝利への意欲を再び取り戻しつつある。「優勝スコアは伸びると思うけど、今のままいけば大丈夫かな。楽しんでやりたいと思います」悩みの中で戦ってきた今季、この大混戦を制した先にある今季初優勝はこれまでの26勝とはまた違う味がするはずだ。