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岩手県勢ツアー初V 米澤蓮は大先輩の“お出迎え”で勝利実感

国内男子ツアー伝統の和合戦は最終ラウンドが終了し、米澤蓮がツアー初優勝を果たした。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年5月5日 17時48分

<中日クラウンズ 最終日◇5日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース (愛知県)◇6557ヤード・パー70>

今年で64回目となる歴史ある大会の舞台で、プロ4年目の米澤蓮がツアー初優勝を飾った。最終日は首位に2打差の3位タイでスタートし、6バーディ・1ボギーの5アンダー「65」をマーク。最後までドキドキの優勝争いを繰り広げ、ブルージャケットを着飾った。

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出身は岩手県で東北福祉大を卒業。同県出身のプロが勝利を挙げたのは米澤が初となった。「岩手県人として初めて優勝することできたので、ジュニア世代、これからゴルフを始めるひとたちにいいものを届けなければいけないと。これからも全力でプレーをすることによって、岩手県のゴルフ界が盛り上がればいい」。故郷でゴルフをするジュニアや、ファンに勇気を与える1勝となったに違いない。

最終組でスタートした最終ラウンドは混戦模様。17番まで同組の片岡尚之とトータル12アンダーでスコアを並べ、プレーオフも頭をよぎる展開。最終18番では米澤が先に2打目をピンそば2メートルにつけていた。そのあと片岡はガードバンカーに入れるもカップ近くまで寄せてみせた。

ここで米澤が外してしまえばプレーオフになるシーン。「僕は(片岡が)寄せてくると思っていましたし、パーでは勝てないと思っていた。彼のバンカーショットがピタッとついても、それほど焦りもなかったです」。18番のティイングエリアに立ったときからバーディ以外を考えていなかったからこそ、気持ちの面ではとくにプレッシャーが増すことなどなかった。

そして、会場中が米澤のバーディパットを静かに見守る。緊張感が漂う中、ウィニングパットをねじ込み、キャップを勢いよく取ってこん身のガッツポーズを決めた。「ゴルフ人生のなかで気持ちよかった瞬間」と笑顔で歓喜の時間を振り返る。

この勝利を実感したのは、大学1学年上の先輩である金谷拓実のお出迎えの瞬間だった。「いままでは僕が待っている側だった。最後声をかけてもらって、そこで実感が湧きましたね。すごくうれしかったです」と照れくさそうに笑った。

今季国内男子ツアー3戦目でツアー初Vを遂げた米澤。「序盤で勝てたのはすごくうれしいですし、これからの長期的な計画もすごく立てやすくなりました。本当に安心したじゃないですけど、もっともっと自分の結果だけを追い求めながらゴルフができる環境になったかな」と、残りの20試合で複数回Vを狙って挑んでいく。(文・高木彩音)

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