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地元開催の中島啓太は逆転Vならず たくさんの援者に「申し訳ない…」 

誰よりもほしかった日本タイトル。中島啓太は最終日に崩れ悲願ならず。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年10月14日 10時00分

<日本オープン 最終日◇13日◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇7251ヤード・パー70>

元ナショナルチーム所属の中島啓太にとって、地元開催の日本一決定戦は思い入れのある大会だった。アマチュア時代も含め5年連続8度目の出場となった今年は、トータル4オーバー・6位タイでのフィニッシュ。たくさんの応援があるなかで、思い通りのプレーができないことに悔やんだ。

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「きょうはバーディが取れなかったので、最後取りたかったんですけど…」。トップと2打差から逆転Vに挑んだ最終日は3ボギー・1ダブルボギーの「75」とスコアを崩したことに表情が曇る。「上手くできなくて。週末苦しかったので、 来てくれた皆さんには申し訳ないなと…」と“啓太頑張れ!”という応援の声が飛び舞う舞台での“恩返し”は叶わなかった。

決勝ラウンドの2日間は、中島の組には多くのギャラリーが応援にかけつけた。「本当に週末はたくさん地元から来てくれましたし、もっとバーディを獲るところを見てもらいたかった」。昨季賞金王に輝き、今年はその資格でDPワールド(欧州)ツアーを主戦場に戦っているため、日本ツアーへの出場は今季2試合目。それが地元ということもあり、活躍している姿を見せたい気持ちが強かった。

しかし、今回の舞台はラフの長さがおよそ20センチ。ドッグレッグのホールが半分以上あることや、最長524ヤードの3番を含めて400ヤード超えのパー4が12ホールのうち9つと、バーディチャンスにつけられる確率が低くなるセッティングだった。「それを許してくれるようなセッティングではなかったですし、でも優勝を狙うチャンスはあったはずなので、悔しいですね」と最終日はトップと2打差で迎え、栄冠を掴むチャンスはあった。そのなかで思うようにプレーできなかったことに、ただただ悔いが残った。

「ジャパンオープンでトップ10に入れることはそんなに簡単なことじゃないと思うので、良しとする部分と、優勝をたくさん期待されているなかで週末に伸ばせなかったことは反省点かなと思います」。国内男子ゴルフの日本一決定戦でトップ10入りできたことはポジティブに捉えるも、やはり決勝ラウンドの2日間のプレーには納得ができていない。

「ティショットがやられてしまった」とフェアウェイをキープしたのは3日目に6回、4日目に5回と週末はラフに苦しんだ。とくに3番パー4ではティショットを左の猛ラフに入れてしまい、2打目はさらに左方向へ飛んでしまいダブルボギーを喫した。「そこの課題はこれからもっと残るんじゃないかなと思います」と4日間トータルのフェアウェイキープ率は『53.571%』とショットの精度を大きな課題としてあげる。

翌週の一週間は日本で練習やトレーニングに取り組み、2週後に韓国で行われる欧州ツアー「ジェネシス選手権」に出場する。それまでに、今回得た課題をできるだけ払拭したいところだ。

同ツアーはこれまで14試合に出場し、3月の「ヒーローインディアンオープン」でツアー初優勝を飾った。しかしそこからの試合では、4試合の予選落ちなど苦しい状況となっている。「3試合DPが残っていますし、そこは最後まで自分のプレーをして戦い抜いて」と最終戦を含む残り3試合では、自身が納得できるプレーで応援してくれるファンを安心させたい。(文・高木彩音)

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