<日本オープン 最終日◇12日◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇7251ヤード・パー70>
「本当に最後の最後までわからない状態で最後負けてしまったので、 非常に悔しいです」。18ホールを終えて、目をうるませながら言葉を絞り出した。トータル3アンダー・単独2位の木下稜介は首位タイの最終組から優勝争いに挑んだが、1打届かず涙をのんだ。
最後まで攻めた“日本一決定戦” 木下稜介は涙にじませ「来年またリベンジしたい」
最後の最後まで優勝を争った木下稜介。涙をのみこみ、次戦のZOZOに挑む。
配信日時:2024年10月13日 09時32分
<日本オープン 最終日◇12日◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇7251ヤード・パー70>
「本当に最後の最後までわからない状態で最後負けてしまったので、 非常に悔しいです」。18ホールを終えて、目をうるませながら言葉を絞り出した。トータル3アンダー・単独2位の木下稜介は首位タイの最終組から優勝争いに挑んだが、1打届かず涙をのんだ。
前半から今平周吾、稲森佑貴とトップ争いを演じ、後半の13番では単独首位に立っていた。前の組をプレーする今平が14番でバーディを決めてトップに並ぶと、木下は14番で3パットのボギー。そこから続く15番でティショットを左のラフに入れてレイアップ。3打目を2メートルに寄せるも入らず連続ボギー。今平も16番でスコアを落としたが、1打の差ができてしまった。
「14番からの連続ボギーが非常に痛かったんですけど、ギャラリーの方から“頑張れ”とか“まだまだいける”とか、たくさんお声がけいただいて、16番ではなんとかパーをセーブすることができた」。ファンの応援が木下の背中を押し、「おかげで17番のキセキのバンカーショットに繋がった」と17番ではチップインバーディを奪取。首位タイで最終18番を迎えた。
ティショットをフェアウェイに運んだが、前を見ればグリーン上でガッツポーズする今平の姿があった。「(今平が)バーディを獲ったのはわかりましたし、キャディと話して、バーディを獲るだけだと。17番のバーディがあったからこそポジティブにセカンドショットを打てたんですけど…」と最後まで諦めずにバーディを狙った一打は、グリーンの左にあるバンカーのフチへ。スタンスも取りにくい難しい状況のなかなんとか放った3打目は無情にもカップに沈まず。3メートルを決めきってパーセーブとしたが、一打の差に泣いた。「プレッシャーのなかでもピンに絡めるショットが打てる技術を身につけて、来年またリベンジしたい」と唇を噛みしめた。
今回の結果で賞金ランキングは3位に浮上。2週後に行われる、日本開催の米国男子ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の出場資格(日本オープン終了時点の賞金ランキング上位8名)を獲得した。「たぶん難しいセッティングになると思います。この経験を生かして全力で頑張りたい。来週1週間しっかりと、体調も少し連戦で疲れがあるので、しっかり休憩とトレーニングで体を作って万全の状態で臨みたい」と最後は前を向いた。悔しい気持ちをしまいこみ、米ツアー挑戦といきたい。(文・高木彩音)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
日本オープン
日本オープンのニュース
- 今平周吾は「フェアウェイキープが勝因」 4日間で1Wを打ったのはわずか6回【勝者のギア】
- 地元開催の中島啓太は逆転Vならず たくさんの援者に「申し訳ない…」
- 前半戦の不調から体を見つめ直しつかんだZOZO、全英切符 今平周吾の“魂の咆哮”「アメリカで戦うことが最大の目標」
- シビアなセッティングで“プラン”徹底 石川遼は悔いなく完走「やりたいゴルフができた」
- 今平周吾が吠えた! 地元開催の日本オープンを劇的制覇「今までの優勝で一番うれしい場面」
JGTOツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |