<~全英への道~ミズノオープン 2日目◇26日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7461ヤード・パー72>
初日「63」をマークしたプロ5年目の新鋭、安森一貴は、第2ラウンドも堂々とスコアを伸ばした。5バーディ・ボギーなしの「67」で回り、トータル14アンダーまで伸ばして2位に3打差の単独首位。2021年にジュビック・パグンサン(フィリピン)が記録した予選ラウンドトータル13アンダーを上回る最多アンダーパーの大会記録で折り返した。
新鋭・安森一貴が大会記録の『14アンダー』で週末へ “両ワキにタオルを挟む練習”が 好調ショットの基本
全英オープンへの切符を争う「ミズノオープン」は大会2日目の競技が終了。初日「63」をマークしたプロ5年目の新鋭、安森一貴は、5バーディ・ボギーなしの「67」で回り、トータル14アンダーまで伸ばして2位に3打差の単独首位を守った。
配信日時:2023年5月27日 00時45分
<~全英への道~ミズノオープン 2日目◇26日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7461ヤード・パー72>
初日「63」をマークしたプロ5年目の新鋭、安森一貴は、第2ラウンドも堂々とスコアを伸ばした。5バーディ・ボギーなしの「67」で回り、トータル14アンダーまで伸ばして2位に3打差の単独首位。2021年にジュビック・パグンサン(フィリピン)が記録した予選ラウンドトータル13アンダーを上回る最多アンダーパーの大会記録で折り返した。
自己ベストのビッグスコアを出した翌日も気負いはない。リーダーボードを意識することもなく、「昨日と変わらず、何も意識せず普段通り、自分のできることをやりました」と涼しい顔で話す。この日最大のピンチは9番パー4。フェアウェイ右サイドに池が大きく口をあけるホール。池を避けるために持ち球とは違うフェードを打とうとしたら「逆球が出た」と左に曲げると3打目はピンまで60ヤード。それを2メートルに寄せてパーでしのいだ。
得意なショットに加えて今週はパッティングがかみ合っている。ショットで1メートル以内のチャンスにつけることもあれば、前日の16番では15メートル弱、この日は3番で12~13メートルというロングパットを沈めるなど、いろんな状況からバーディを生んでいる。
唯一の気がかりはティショットの精度だ。初日のフェアウェイキープ率は57.143パーセント(39位タイ)で、この日は50パーセント(70位タイ)とラフにつかまることが多い。ラウンド後の練習場では、「体の正面で打っていない」ことに気がついた。
2019年のプロ転向後、成績が出ない時期もあったが、「スイングは基本に立ち返った」と両脇にタオルを挟んで落とさないように振る。腕と体を同調させるスイングに磨きをかけて、アイアンショットに切れが増した。それは今も意識するポイントで、「ドライバーはそれと同じ感覚で修正しています」と決勝ラウンドに向けて不安を払拭する。
決勝ラウンドはリーダーとして自身初の最終組を回る。「ギャラリーさんが大勢いると思うので、そこは楽しみ」。ツアー初優勝のみならず、有資格者を除く上位4人には「全英オープン」の出場権も付与される。「全然意識していませんが、自分のやるべきことをやっていればついてくると思っています。今の状態におごらず、謙虚にやっていきたい」。初体験の舞台で腕の見せどころだ。(文・小高拓)
記事に関連するリーダーボード
関連記事
〜全英への道〜ミズノオープン
〜全英への道〜ミズノオープンのニュース
- ミズノOP最終日不発で「密かに狙っていた」全英の切符を逃した石川遼 動画撮影で感覚のズレをなくしてラストチャンスに挑む
- 1Wはフェースを黒く塗る!? 400人目の初優勝者・平田憲聖のこだわりは「構えたときの顔」【勝者のギア】
- “無風”が目線のズレを生み痛恨の池ポチャ プロ初優勝を逃した中島啓太「プレーオフで負けるのは悔しい」
- 男子版プラチナ世代? 2000年度生まれの平田憲聖が“同学年対決”制しツアー初優勝
- 「自分のリズムでプレーできなかった」 国内2年ぶりV狙った金谷拓実は1打差で涙
JGTOツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |