<横浜ミナトChampionship 〜Fujiki Centennial〜 2日目◇9日◇横浜カントリークラブ(神奈川県)◇7207ヤード・パー71>
石川遼は「71」と伸ばせず、今季3度目の予選落ちを喫した。6月「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」でツアー19勝目を飾ってからは2度目のこと。今大会のカットラインはトータル3アンダー・55位タイで、トータル1オーバー・99位タイで終えた石川は週末に進むことができなかった。
「スコア的にはめちゃくちゃ悪いというわけではないし、ゴルフも悪い感じではないけど、確かに良くはなかった」。2日目はフェアウェイキープは12回、パーオンも11回。パーオンを逃した7ホールのうち4回は寄せワンで拾うなど、ゴルフの調子が悪いわけではなかった。しかし、パー5で2オンを成功させるもパーとした4番など、チャンスをモノにできずに悔いが残るホールはある。
「4番は2オンしたけど、上から15メートルのパットを打ったらグリーンを出ちゃって、30ヤード落ちてしまった。そこから乗せて、3メートルのパーパットを入れてという感じだった。あそこが2パットでいけてれば、という“タラレバ”ではあるんですけど…」と振り返った。
「72」、「71」とアンダースコアを出すことはできなかったが、「自分のベストを尽くしてこれなので、良くしていきたいところも多々ある」。課題はしっかり頭のなかで浮かんでいる。「こういった課題をもらうコースは年間通じていくつもあって、学ぶことは多い。整理して、次の試合に生かしたい」。
取材対応を終えると午後6時ころに練習場へ行き、スイングのチェックからパッティングまで、日が暮れる午後7時ころまで練習に取り組んでいた。練習は裏切らない。この“居残り練習”を次戦へとつなげたい。(文・高木彩音)