＜JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品　事前情報◇21日◇西那須野カントリー倶楽部（栃木県）◇7036ヤード・パー72＞

選手会主催となる「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」は、選手たち自らが主導して、様々なアイデアや夢を持ち寄って企画される大会。2021年に第1回大会が開催され、今年で3回目を数える。

大会副実行委員長でホストプロの中西直人は、ひときわ気合を入れている。『NO RICE NO LIFE』と書かれたゴルフウェア、キャディバッグを「この試合のためだけに」と自らオリジナルで製作した。

『NO RICE NO LIFE』とは、『米を無くした生活なんてありえない』の意味。「米好きによる魂の叫びです」と、開幕前には自身のインスタグラムに想いを投稿していた。中西によってつくられたそのキャディバッグは試合後、サトウ食品株式会社の代表取締役社長・佐藤元氏にプレゼントするという。

「もちろんプレーで盛り上がると思うけど、そのプレーを盛り上げるためにはどういうことをすればいいのか。ギャラリーの方にどう喜んでもらえるのか。ファンサービスとは何なのか、というのを考えています」と、選手それぞれが大会を盛り上げようと一丸となっていることを中西は熱く話す。

例えば、選手たちによって多数のイベントが企画されており、観戦にきたギャラリーが楽しめる会場になっている。コース内での写真撮影・動画撮影が可能で、選手会製作の大会ピンフラッグの販売や、選手のサインボール等が当たる「JPCチャリティガチャ」が設置されている。

18番グリーン周辺には、選手とのグータッチゾーンを用意。さらに開催する栃木県内の高校ゴルフ部の未来のために、選手とより距離が近いインサイドロープで観戦へ招待し、決勝ラウンドの24日（土）には試合中に選手と8番パー3でニアピン対決を行う企画なども予定されている。

「まずゴルフ場に足を運んでもらいたい。そのときに我々のプレーを見て面白いと思ってもらえて、拍手が増えていったらうれしい。ファンサービスもそうですが、プレーの内容、スポンサーさんの満足度も上げたい。全てが良くなったときに男子ゴルフ応援しようと思ってもらえる、いい試合モデルになれたらいいですね」と、その思いを語り出したらキリがない。

最後には、「これは選手たちのアイディアを了承してくれる特別協賛のサトウ食品株式会社のおかげ」と感謝の気持ちを述べる。そんな感謝の気持ちを、ウエア、キャディバッグなど体全体で表現している。そして、自身の好プレーでも盛り上げていくつもりだ。

今大会の賞金総額は5000万円で、優勝賞金は1000万円。副賞には「サトウのごはん」4000食が贈られる。特別賞では大会4日間でもっともインパクトのあるプレーなどをした選手に“サトウ食品 圧トゥー的賞”（賞品：サトウのごはん1年分）が準備されている。選手たちの“圧トゥー的”プレーから目が離せない。（文・高木彩音）