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幡地隆寛が『T100』の新作を投入「打感がやわらかくて抜けがいい」 ヤマハ、ミズノ、マミヤの未発表モデルもツアーで発見!

3週間のオープンウィークを挟んで今週から再開した国内男子ツアー。練習日から今秋発売モデルと思われるが新しいギアをテストする選手の姿が多く見られた。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2023年7月28日 12時52分

幡地隆寛が投入した『T100』の新作
新『T200』の3番アイアン
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幡地隆寛が投入した『T100』の新作 (撮影:ALBA)

<日本プロゴルフ選手権 2日目◇28日◇恵庭カントリー倶楽部(北海道)◇7441ヤード・パー72>
 
3週間のオープンウィークを挟んで今週から再開した国内男子ツアー。練習日から今秋発売モデルと思われるが新しいギアをテストする選手の姿が多く見られた。未発表クラブとあって、各メーカーの担当者は詳細な情報を教えてくれなかったが、テストする選手たちに直撃取材をした。

■『T100』の新モデルは「フェースに食いつく」
 
まずはタイトリスト。アイアンのTシリーズの後継モデルを発見した。ツアー屈指の飛ばし屋・幡地隆寛のキャディバッグには4番からピッチングウェッジまで『T100』の新モデルが入り、さっそく初日から使用していた。「新しいもの好きなので」と笑って話したが、「抜けがよくなったので、インパクト時の安定感が増しました。また、現行モデルと比べると打感がすごくやわらかくなったので、フェースに食いついてスピンが入っている感覚があり、操作性は格段に上がりましたね」とその性能にも納得する。
 
外見の違いでは現行モデルの『T100』はトレーディングエッジが面取りされているように削られているが、新モデルはしっかりとある角の存在が抜けに影響していそう。打感については内部構造に秘密がありそうだ。『T100』以外にも、副田裕斗は『T200』の3番アイアンを使用。また、『T100S』の後継と見られる『T150』、『T300』の後継と見られる『T350』の4機種があった。シニアツアーでプレーする芹澤信雄は『T350』を使用しており、「打感がやわらかくて好感触です」と話している。

今平周吾はヤマハの新ドライバーに飛距離アップを実感
『RMX VD/R』は小ぶりに見える
ソールには可変ウェイトがついている
『RMX VD/R』のフェース面
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今平周吾はヤマハの新ドライバーに飛距離アップを実感 (撮影:ALBA)

■今平周吾が新ドライバーをテストし「初速が出る」
 
続いてヤマハ。今季開幕戦の「東建ホームメイトカップ」で『RMX VD』のプロトタイプを使用していきなり優勝した今平周吾が、製品版と思われるモデルをテスト。ソールには『RMX VD/R』と刻印されている。女子ツアーでは植竹希望がこの新VDシリーズの『M』を実戦投入。3タイプあることが明らかになり、今平の『R』はよりアスリート向けのモデルに位置づけられている。
 
プロトタイプと比べると、ソールのフェース寄りに重心位置を替えられるスライドあり、一目で違いが分かる。今平によると「プロトタイプと比べると少しシャローで顔は違います。僕は構えやすいです。打ってみると初速が出ているのを感じる。飛距離も伸びています」と飛距離アップした様子。シャフトを含めた調整も必要とのことだが、実戦投入も近そうだ。

ミズノプロの新作を発見。左からマッスルバックの『241』、キャビティバックの『243』、中空構造の『245』
ミズノプロのほか、アイアン型ユーティリティの『フライハイ』、ウェッジの『T24』も
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ミズノプロの新作を発見。左からマッスルバックの『241』、キャビティバックの『243』、中空構造の『245』 (撮影:ALBA)

■ミズノプロは現行と同じ3機種をラインナップ
 
そして、ミズノはSTシリーズの小ぶりなヘッドの『G』のテストを行っていたが、ツアーバンの中には新モデルのアイアンも揃っていた。今年はミズノプロの新モデルが出る年。マッスルバックの『241』、キャビティバックの『243』、中空構造の『245』の3機種に加えて、アイアン型ユーティリティの『フライハイ』、ウェッジは『T24』が並んだ。いずれもミズノらしさをより追及した進化が施されている。これらは市販品のモノ。契約選手好みにチューンナップするため、プロたちが実践で投入するのは8月以降になりそうだ。

市原弘大が『LIN-Q』の新作をテスト
『LIN-Q』は元調子で叩ける
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市原弘大が『LIN-Q』の新作をテスト (撮影:ALBA)

■USTマミヤから『LIN-Q』の新作あらわる
 
シャフトではUSTマミヤの米ツアーモデル『LIN-Q(リンク)』の新作が登場。元調子の『LIN-Q M40Xブルー EX』で、米ツアーでは通算2勝のコリー・コナーズ(カナダ)が使用中。リッキー・ファウラー(米国)やリー・ウェストウッド(イングランド)は3番ウッドに使用している。これまでも『LIN-Q』は日本にも投入されてきたが、今回はやや仕様を変えて日本モデルに仕上げた。EXの文字がそれを表す。
 
テストを行った市原弘大は「トルクが閉まっているのか、シャフト全体がしっかりしていてミスヒットしてもブレが少なく、球がねじれずに素直に飛んでくれます。安心して叩きにいけます。試合で力んだときにもブレることなくもありますが、それを防いでくれそうです。以前のLIN-Qはハードなイメージでしたが、今回のモデルは使いやすさを感じます」と好感触で実戦投入に向けて調整を始めている。
 
日々クラブの進化は止まらないが、新しいモデルはプロもアマも胸が躍るモノ。プロが納得する新製品の発売が待ち遠しい。

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