<マイナビABCチャンピオンシップ 3日目◇4日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7217ヤード・パー72>
初日に「63」で回り、単独トップでスタートした中島啓太。2日目は「69」で3位タイに順位を落とすも、3日目に7バーディ・1ボギーの「66」をマークし、トータル18アンダーで再び単独首位に躍り出た。今季7度目の最終日最終組は2日目、3日目に「64」を連発してトータル16アンダー・3位に浮上してきた蝉川泰果との同学年対決となる。
“賞金王”へ突き進む中島啓太 今季7度目の最終日最終組は蝉川泰果と初の同学年対決!
同学年対決だ! 中島啓太と蝉川泰果が初めて最終日最終組で激突する。
配信日時:2023年11月4日 23時00分
<マイナビABCチャンピオンシップ 3日目◇4日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7217ヤード・パー72>
初日に「63」で回り、単独トップでスタートした中島啓太。2日目は「69」で3位タイに順位を落とすも、3日目に7バーディ・1ボギーの「66」をマークし、トータル18アンダーで再び単独首位に躍り出た。今季7度目の最終日最終組は2日目、3日目に「64」を連発してトータル16アンダー・3位に浮上してきた蝉川泰果との同学年対決となる。
中島は3日目の前半、「8番でもったいない3パットもあった」と、なかなかパットが入らず1つ伸ばして折り返し。だが、「しっかり焦らずにリズムを取り戻せた」と話すように、後半は修正して5つのバーディを奪った。
猛チャージのきっかけとなったのは10番、11番のパーセーブ。「10番のセカンドはティフトンからうまく乗せることができてパーを獲ることができましたし、11番もグリーンのガードバンカーから片足(右足)がバンカーの外だったんですが、すごくいい(パー)セーブができた」と、しっかり耐えたことでいい流れを作り、12番からのバーディラッシュにつなげた。
現在、中島の賞金ランキングは金谷拓実に次いで2位。「賞金王を獲りたいです」と国内ツアー終盤戦に意気込んでいる。「しっかり自信を持って試合に今週は入れましたし、結果的にいい位置で最終日をむかえられるので、最終組を楽しんで優勝を目指して頑張りたいです」。獲得賞金で約121万円差の金谷に9打差をつけて最終日に挑む。勝てば賞金ランキングトップを奪還するだけでなく、このあとの残り4試合を有利に進められる。
きょうは地元・兵庫県出身の蝉川と初の最終日直接対決。「泰果は地元でたくさんのギャラリーがついてくると思うので、それを楽しみたいですし、本当に最後までいい勝負をして盛り上げられたらと思います」と、中島はこれを歓迎する。
一方の蝉川は、「ここまできたら優勝を狙って、プロ2勝目をこの地で挙げられたらうれしい。全力で練習して、どうなってもいいので納得して気持ちよく終わりたい」と勝ち気満々。蝉川のツアー3勝はいずれも関西で挙げたもので、地元の大声援も力になりそうだ。
中島は今季3勝目へのポイントとしてティショットを挙げる。「あまりドライバーをたくさん使うコースではないので、フェアウェイキープに集中しすぎてスイングに迷いが出たり、緩んだりするのが一番よくない。しっかり決めた番手でフルスイングして、振り抜いていければなと思います」。賞金王に突き進む中島か、関西に強い蝉川か、見ごたえのある同級生対決となりそうだ。
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