<関西オープン 事前情報◇12日◇泉ヶ丘カントリークラブ(大阪府)◇7038ヤード・パー71>
昨年に「日本オープン」でアマ優勝を果たして話題となった蝉川泰果が、精力的に練習を行い、大会へ向けての意気込みを語った。
“プロの厳しさ”味わい… 蝉川泰果に心境の変化「最近はゴルフが楽しい」
今季2戦目に挑む蝉川泰果が意気込みを語った。
配信日時:2023年4月12日 10時20分
<関西オープン 事前情報◇12日◇泉ヶ丘カントリークラブ(大阪府)◇7038ヤード・パー71>
昨年に「日本オープン」でアマ優勝を果たして話題となった蝉川泰果が、精力的に練習を行い、大会へ向けての意気込みを語った。
昨年10月にプロへ転向したが、アマチュアのときと何か違いはあるのだろうか。
「プロは生活がかかっているので、上位に入っていくと賞金額が上がります。試合への打ち込み方がアマチュア時代と変わりました。一番違うのは、最近大学の時よりもゴルフが楽しいなと思っています。一番楽しかったのが、大学3年生の時でした。去年プロ転向してから、その(楽しむ)気持ちがなくなっていましたね」
ツアーで結果を出してから、メディアや観衆などからも注目を浴びる存在となった。それだけに、出場した大会で優勝することができないと『日本オープン優勝はフロック(まぐれ)だったのか?」といった声も聞くようになったという。
最初の頃は記事になることでうれしい感情が沸き上がっていた。「こういうところまで自分は来たんだ」と。ただ、ネットニュースなどの批判的なコメントを見てしまうと、気になってしまう繊細な部分も持ち合わせている。「やっぱり優勝した時は褒めてもらえるので、ツアーは結果が大事な世界なんだと改めて思いました」。プロの厳しさを味わった。
「そういうプレッシャーの中でゴルフをするようになってから、結果にこだわりすぎていました。でも、開幕戦の東建ホームメイトカップあたりから、ゴルフを楽しいなと思いながら、臨めているかなと思います」。雑念にとらわれることなく、一打一打プレーに集中できるようになったのだ。
そんな蝉川だが、今大会では“名参謀”と初タッグ。これまで谷口徹、上田桃子、イ・ボミ(韓国)らのバッグを担いできた清水重憲氏がキャディを務める。「僕からオファーさせていただいて、今季は5試合担いでもらおうと思っています。日本一のキャディさんでもありますし、ユーチューブで出演する姿を見て面白いなと思いまして……」。
頼りになる新相棒とともに、プロ初勝利へ。蝉川の新たな挑戦が始まる。(文・加藤雄一郎)
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