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金谷拓実が19年ぶりの国内メジャー2連勝に挑む 悔しい全英予選落ちも切り替えは十分 「今週始まれば仕事なので」

あれよあれよとV戦線。初日出遅れの金谷拓実が2日間で10コ伸ばした。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2023年7月30日 07時30分

松山英樹らと談笑する金谷拓実【写真】

<日本プロゴルフ選手権 3日目◇29日◇恵庭カントリー倶楽部(北海道)◇7441ヤード・パー72>

ルーキーイヤーの2020-21年シーズンに賞金王争いを演じて賞金ランキング2位に入り、今季も国内メジャー初戦「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」を制すなど今年も現時点で同2位につける金谷拓実が本領発揮だ。

前週は海外メジャー「全英オープン」に出場し帰国直後に臨んだ今大会。初日は「75」の85位タイと出遅れていたが、2日目に「68」をマークして19位タイで予選通過。3日目は9バーディ・3ボギーの「66」で回り、首位と3打差のトータル7アンダー・3位タイで最終日を迎える。04年にS・K・ホ(韓国)が「日本プロゴルフ選手権」、「日本ゴルフツアー選手権」で遂げた国内メジャー2連勝の記録に、19年ぶりに挑む。

「フェアウェイに行かないと厳しいですよね」。メジャー仕様に仕上げられたコースは80から100ミリの深いラフが待ち受ける。初日のフェアウェイキープ率は35.714%とラフにつかまることが多く、スコアメイクに苦しんだ。

2日目のフェアウェイキープ率は50%。この日はパー3を除く14ホール中12ホールでフェアウェイをとらえた。「今日はたくさんフェアウェイをとらえることができましたし、たくさんチャンスを作れました」。ティショットが改善されると2メートル以内の好機に多くつけ、9バーディを量産してスコアを伸ばした。

初日を振り返ると「疲れもあったと思うのでスイングテンポが速くなっていました」とフェアウェイをとらえきれなかった原因を解明した。「しっかり落ち着いて自分のリズムで振れるように意識しました」。調子が悪くなったり緊張した場面になるとスイングテンポが速くなることに気がついた。日頃から話す口調や歩くスピード、私生活でも自分のテンポを速くしないように心がけて、コースの中でも自分のテンポを貫くことに気を付けている。2日目以降は修正力を生かして自分のテンポを守ってプレーし、自身11度目の最終日最終組に入った。

最終日は3打差を追いかける展開となるが、仮に逆転優勝となれば、19年ぶり17人目の国内メジャー連勝となる。25歳68日での達成は、1981年に羽川豊の「日本オープン」、「日本シリーズ」連勝に次ぐ23歳363日の年少記録となる。

「(国内メジャーは)他のトーナメントと違って注目度も高いですし、今週も難しいコース。その中で勝つということは本当にいい選手だと思います。歴代優勝選手も強い選手が勝っていると思うので、また今週も優勝したいなと思います」と偉業を視野に入れる。

日本ゴルフツアー選手権は初日から首位を守る完全優勝で制覇。今週は初日85位の後方から末脚を生かした逆転を目指す。「明日も落ちついて自分らしいプレーをしたいです」と意気込む大一番。前週の「全英オープン」では悔しい予選落ちに終わったが、「今週が始まれば、仕事なので頑張るしかないと思います」と落ち着いて、気持ちは切り替えられている。(文・小高拓)

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