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右ヒジ痛から杉浦悠太が地元大会で復帰 賞金王争いに向け「少しでも上に」
杉浦悠太が8月末の福岡戦を棄権して以来、1カ月ぶりの復帰を果たす。
配信日時: 2024年9月25日 22時45分
<バンテリン東海クラシック 事前情報◇25日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>
賞金ランキング3位の杉浦悠太は右ヒジの痛みで棄権した8月の「Sansan KBCオーガスタ」以来、1か月ぶりのツアー出場となる。欠場している間に平田憲聖が3勝を挙げ、賞金ランキングでは約4150万円差を追う立場。「いい状態になったので、ここからは全部出られるんじゃないかと思います」と、地元・愛知での今大会から巻き返しを図る。
杉浦は7月の「日本プロ」でプロ転向後の初優勝。同大会では初日の朝に右ヒジに痛みを感じていたが、その後は問題なくプレーできていたという。「それまでにも同じような痛みは何度かあったのでこんなに長引くような痛みになるとは思わず、ビックリなんですけど…」。大会後に痛みが再発し、さらには悪化。痛みが和らいだことで1試合の欠場を挟んで復帰したが、2試合目のKBCオーガスタは棄権。地元開催の今大会を万全の状態で迎えるためにも、無理はせず、その後の4試合を欠場するという選択に至った。
欠場期間中は「もともとオフに取り組もうとしていたトレーニングも今のうちにやっちゃおうということで、可動域を広げるようなトレーニングをしていました」。肩回りの可動域を広げることは、ヒジへの負担軽減にも繋がるという。
欠場した4試合の間に平田が3勝。賞金王争いは大きく様相が変わった。試合に出られない悔しさや焦りは「すごくありました」。それでも、しっかりとコンディションを整えて戻ってきただけに自信は持っている。「後半は優勝すれば、今までの2試合分ぐらい賞金をもらえる大きい試合もあるので、全部の試合で優勝を狙うのもそうですけど、毎試合、少しでも上に行けるように頑張るだけです」。2週後の「日本オープン」からの終盤5試合はいずれも優勝賞金が4000万円超。それを考えれば、4150万円差は決して埋められないほどの差ではない。
今大会は幼いころに何度か観戦に訪れた思い出もある。「小学生のころなので、来たなあというぐらいで、誰が勝ったとかは覚えていないですね。テレビで見た(石川)遼さんが勝った年(09年)の方が印象に残っています」。もちろん、アマチュア時代に試合でプレーした経験も豊富。地元の声援をバックに、思い出の地で完全復活をアピールする今季2勝目を目指す。(文・田中宏治)
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