2023年シーズンの国内男子ツアーは全26試合が終了。そんな1年をスタッツで振り返り、今年活躍した選手たちにスポットライトを当てる。今回は『トータルドライビング』で1位となった金谷拓実だ。
今季19試合に出場して全試合で予選を通過、2度の優勝、3度の2位、3度の3位を含むトップ10は13回と抜群の安定感を誇った。賞金ランキングでは中島啓太と蝉川泰果に次ぐ3位に入り、その権利で得たDPワールド(欧州)ツアーの出場権を手に、来年は欧州を主戦場とする予定となっている。
そんな金谷が1位を獲った同部門は、ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率をポイント換算した順位を表したもの。金谷はドライビングディスタンス39位(290.06ヤード)、低い球を駆使しながらフェアウェイキープ率は9位(64.623%)となり、48ポイント(pt)で“日本一飛んで曲がらない男”に輝いた。
そのティショットに加え、パーオン率は『72.953%』で2位とセカンドショットも安定。パーキープ率は『90.863%』で1位、平均ストロークは『69.408』で60台を記録し、高レベルなゴルフを展開した。今シーズンは中島啓太と賞金王争いを繰り広げ、男子ゴルフ界を盛り上げた。
【2023年トータルドライビング トップ10】
1位:金谷拓実(48pt)
2位:中島啓太(52pt)
3位:大槻智春(54pt)
4位:出水田大二郎(55pt)
5位:安本大祐(56pt)
6位:蟬川泰果(58pt)
7位:吉田泰基(60pt)
8位:武藤俊憲(68pt)
9位:ソン・ヨンハン(70pt)
10位:S・ノリス(71pt)