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「正直ゴルフが楽しくなかった」 45歳ホストプロ・武藤俊憲が“モヤモヤ”乗り越えて『65』

3日目のベストスコア「65」をマーク。ホストプロの武藤俊憲が全英切符を視野に入れた。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2023年5月27日 19時07分

<~全英への道~ミズノオープン 3日目◇27日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7461ヤード・パー72>

ミズノとアンバサダー契約を結ぶ45歳の武藤俊憲が、ホストプロらしいまくりを見せた。4戦ぶりに予選を通過して33位タイから出た武藤は1イーグル・8バーディ・3ボギーでこの日のベストスコアとなる「65」でラウンド。トータル9アンダー・8位タイで最終日を迎える。

インの10番から出た武藤は朝から3連続バーディを奪うなど「33」で折り返す。後半に入ると6番パー5で6メートルのイーグルパットを沈めるなど「32」をマークした。この日の「65」は今季の自己ベスト。7アンダー以上のビッグスコアをマークしたのは昨年5月「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」の第3ラウンドにマークした「64」(パー71)以来、1年ぶりのことだ。

攻撃的なゴルフが持ち味の武藤は、「3、4年モヤモヤしていた」とここ数年は苦しんでいた。年齢的な面から体調を崩したり、クラブの進化に悩むこともあった。2020-21年シーズンには14年間守った賞金シードを手放すと、優勝シードで出場した昨年は賞金ランキング77位に終わりシード復帰とはいかなかった。

昨年末、17年ぶりに挑んだファイナルQTで2位に入り今季の出場権を手にすると、「まだまだやれる」と気持ちを込めてシーズンを迎えた。しかし、開幕するとショットのコントロールがうまくいかない。「状態がいいとは言えなかった。正直、ゴルフが楽しくなかった」。開幕戦こそ決勝ラウンド(結果は66位タイ)に進んだが、以降は3試合連続予選落ち。体やスイング、クラブなど不調の原因を探った。

ミズノのスタッフと話し合い、クラブは開幕から毎試合使用モデルやスペックをチェンジ。今大会で使うクラブが4セット目だ。開幕当初、アイアンはSシャフトの柔らかいものを挿していたが、「まだ体は振れるみたい」とXに戻した。アイアンのヘッドは、いわゆる飛び系のやさしいモデルを採用し、ボールはよりスピンの入るタイプに変更。先週からようやく手に馴染んできた。「ミズノのスタッフに感謝です」という弁にも気持ちがこもる。

スイング面に関しても、今週ひらめいたものがあった。「アタックアングルが上から入り過ぎていたんですけど、重心が高かったので低くするように意識しました。ヒザを曲げて構えて、それをキープしたまま打つとアタックアングルがフラットになるんです」。構えた時のヒザの角度をキープして振ることで、入射角が緩やかに安定する。ボールのスピン量も打ち出す方向も安定感が増したという。

ミズノと契約してちょうど今年で10年。この日のホールアウト後には水野明人社長も激励にかけつけて握手を交わした。「がんばらないといけない。(水野明人)社長も応援してくれている。あすもいけるところまで上がるしかない。バーディが獲れるようになったので」。ミズノを代表して、4位以内に付与される「全英オープン」の切符は是が非でも欲しい。そして表彰式では再び社長と握手をしたい。(文・小高拓)

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