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20アンダーで逆転V 岩崎亜久竜がジャンボに並ぶ大会記録「夢のよう」

岩崎亜久竜が昨年の「日本オープン」以来となるツアー2勝目を飾った。

所属 ALBA Net編集部
齊藤 啓介 / Keisuke Saito

配信日時:2024年9月16日 08時00分

<ANAオープン 最終日◇15日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7066ヤード・パー72>

首位と3打差の3位タイから出た岩崎亜久竜が、1イーグル・6バーディ・1ダブルボギーの「66」をマーク。トータル20アンダーで逆転し、ツアー通算2勝目を挙げた。

恒例の水攻めを受ける岩崎亜久竜【写真】

単独首位でホールアウトし、最終組の行方を見守った。最終18番、1打差に迫っていた金子駆大がバーディであればプレーオフという状況であったが、結果はボギー。この瞬間、小学生時代からの友人でもある湯本開史キャディと喜びを分かち合い、逆転勝利を喜んだ。

今週は4日間を通して好スコアを並べたが、決して順調とは言えなかった。3日目には「林にめっちゃ行きました」とティショットは乱れ、最終日は3番ウッドを多用。前半はドライバーを一度も握らなかった。「3日目のラウンドでだいぶドライバーの自信を失くして。打って成功するイメージが鮮明なところだけ打ちました」。最終18番はそのドライバーを手にしたが、「力が入って」とまさかのチーピン。打った瞬間、思わず苦笑いを浮かべるほどだった。セカンドは5番アイアンで2本の木の間を抜くリカバリーショットを放ち、グリーン右サイドのラフまで運びパーで切り抜けた。

ティショットで“ドタバタ”はあったものの、終わってみればトータル20アンダー。1994年にジャンボこと尾崎将司がマークした大会最少ストロークに並ぶ記録に「日本を代表するプレーヤーの記録に並ぶことができて、夢のよう」と目を輝かせた。ラウンド中は湯本キャディとこんな会話も。「後半のスタートで、ジャンボさんの記録を考えて、『20(アンダー)とったらいけるよ』と話していました」。やはりジャンボの偉業は頭の片隅にはあったようだ。

昨年の「日本オープン」以来となるツアー通算2勝目を挙げた今、海外への挑戦について改めて口にした。2022年にレギュラーツアーへ本格参戦し、未勝利ながら賞金ランキングで3位に入りDPワールド(欧州)ツアーの出場権を獲得。主戦場を移したものの、15試合に出場して予選通過はわずか3回と欧州の洗礼を受けた。

「PGAツアーでプレーをしたい。今後はQT(予選会)に行きたいと考えている」と再びの海外挑戦に意欲的。今大会の優勝副賞である国際線ファーストクラス・ペア往復航空券を手にしたことで、「トレーナーさんを連れて万全の体制になりました」。海を渡る準備は整った。

この優勝で賞金ランキングは9位に浮上した。「まだ賞金王争いに加われる順位ではないと思うので、今後の試合で優勝して、最後までランキング争いを楽しめる位置までいきたいです」。新たな目標を胸に、残りのシーズンを戦うつもりだ。(文・齊藤啓介)

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