<ACNチャンピオンシップ 事前情報◇4日◇三甲ゴルフ倶楽部 ジャパンコース(兵庫県)◇7295ヤード・パー72>
今季を初のシード勢の一員として戦っている勝俣陵。もちろん、開幕時は「初優勝」を目標に戦ってきていたが「序盤は結構もたついてしまいました」と苦い顔で話した。これまで18試合に出場し、トップ10は1度のみ。そう簡単に優勝を手にすることができない厳しい現実を目の当たりにしてきた。
今週末に長女が生まれる勝俣陵 “ポーカーフェイス”で2年連続のシード権獲得を目指す
今季を初のシード勢の一員として挑んでいる勝俣陵は、目標を「初優勝」から「来季シード獲得」へ軌道修正した。
配信日時:2023年10月4日 08時02分
<ACNチャンピオンシップ 事前情報◇4日◇三甲ゴルフ倶楽部 ジャパンコース(兵庫県)◇7295ヤード・パー72>
今季を初のシード勢の一員として戦っている勝俣陵。もちろん、開幕時は「初優勝」を目標に戦ってきていたが「序盤は結構もたついてしまいました」と苦い顔で話した。これまで18試合に出場し、トップ10は1度のみ。そう簡単に優勝を手にすることができない厳しい現実を目の当たりにしてきた。
現在の賞金ランキングは45位。来季シード権の獲得ラインの上にはいるものの余裕がもてる位置ではない。そこで、「目標は優勝だったんですけど、まずはシードを取ることが大事」と目標を軌道修正。「優勝」は一旦おいておき、2年連続となるシード権獲得に集中することになったという。優勝を意識しすぎて「気合いが入るとプレーに悪い影響が出ていた。ちょっと無理したり、ピン狙いにいきすぎたり」と自身の思うようなプレーが発揮できずにいた。
そこで毎試合、「予選落ちをしないように」と思うことにしたことで「徐々に良くなってきて(8月の)KBCオーガスタでは3位タイに入れました。この言い方が合っているのかわからないけど、やる気をなくした感じというか、テンションをずっと同じに。目の前の1球に集中して、無理をしないようにしてからケガはなくなりました」と目先を変えたことで、落ち着いてプレーができるようになったようだ。
来季のシード権獲得のほかにも「JTに出場したい」という目標をもっている。国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は昨年大会覇者と、今季の各大会を優勝している選手、賞金ランキング上位20位の選手が出場できる。勝俣は、自身の上にいる25人の選手を追い抜いていくためにプレースタイルも変えるようにしている。
「今年いろんな選手と練習ラウンドをさせてもらって、今平さんや大槻さんのプレースタイルがすごく好きで。なんかこう“ポーカーフェイス”っていうか。なんかバーディとってもイーグルとっても、確かになんか別にただのパーだしみたいな。相手にプレッシャーをかけられるのかなって僕は最近思ってるので、ああいう感じでプレーしたいなと思っています」と先輩たちとのラウンドが参考になっているようだ。
さらに「今週は本当に頑張りたいんです」と何か嬉しいことがあったような笑顔で話す勝俣。それは今週末に長女が出産される予定だからだ。出産の立ち合いも考えていたが「奥さんには試合を優先して」と背中をおされたという。「本当は子どもが産まれる前に優勝したいと思っていた。それが今週最後になるので。まずは日曜日まで戦っていい報告ができるように」と口をつぐみながら強い眼差しで話した。
母子ともに喜ぶ姿を見るためにも今大会は“ポーカーフェイス”で上位フィニッシュを狙っていく。(文・高木彩音)
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