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判明! ラウンドガールの正体は… 国内男子ツアー大注目の『前澤杯』その全貌 “指名オークション”に石川遼は「残酷かも?」

「前澤杯」の開催記者会見に石川遼と清水大成が出席。大会の全貌と選手の反応は?

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年2月13日 03時30分

石川遼が大会への思いについて語った
石川遼が大会への思いについて語った (撮影:福田文平)

今季国内男子ツアーの新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP」(4月24~27日)について、6日(木)に会場となる「MZ GOLF CLUB」で会見が開かれた。会見には本大会の発案、企画をした株式会社カブ&ピース代表取締役社長の前澤友作氏、ツアー通算20勝の石川遼、清水大成、日本ゴルフ機構ツアー(JGTO)の会長・諸星裕氏、副会長・倉本昌弘氏が登壇した。そこで、大会概要の説明、大会への想いを明かした。

【写真】会見にはラウンドガールも登壇!

■賞金総額4億円に向けた新たな挑戦

今大会は、ツアー初のプロアマ10日間を含めた14日間で開催され、スコアボードを持ったラウンドガールが1組につき1人が帯同する。さらに、最大1日50組のプロアマ参加費(1組100万円)の収益を賞金に充てることで、賞金総額は男女ツアーを通じて最高の約4億円、優勝賞金は8000万円が見込まれている。

前澤氏はこれまで多くのプロアマに参加している。「プロの弾道、音、テクニックなどをロープを超えて間近で拝見することは本当になにものにも代えがたい体験で喜びです。これをなるべく多くのみなさんに体験していただきたいという思いから10日間開催してもらえないか、さらに一般の方でもチケットさえ買えれば参加できないか、という相談をさせてもらいました」と“日本一長いプロアマ大会”の経緯を明かした。

会見前に、前澤氏は石川とラウンドをプレー。「ぼくはわがままなので」と、残り130ヤードの地点から通常だとおよそ200ヤード飛ぶ5番アイアンでグリーンを狙うように石川に要望。すると、「フェースをめちゃくちゃオープンにして、低いカットボールを見せてくれた」と高度なテクニックを披露。「トリックショットとかも見せてくれることもある。こういうことも醍醐味なのかなと思います」とプロアマの魅力を語る。

■1組100万円で最大6名の帯同が可能

「一般の方が参加できるために」という理由から1組100万円で3名のアマチュアがプレーをともに楽しむことができ、さらにプレーをしない帯同ゲスト3名の同伴が可能。1組に最大6名のアマチュアが18ホールを帯同できる。「参加自体は1組100万円ですが、ご希望の選手がいる場合はプラスして選手を指名していただく入札料がかかります」と、ともにプレーしたい選手を希望できる『指名オークション』も取り入れた。

プロアマの参加チケットの販売は3月1日に開始となる。「10日間の日にちを一斉に販売するのか、一週間ごとに行うのか」などは検討中だ。普段は大会スポンサーや関係者のみが参加するプロアマではあるが、多くのゴルフファンが集結できる機会になりそうだ。

これに石川は「本当にどうなるのかわからない。ワクワクもありますが、選手としては自分がファンの方からどういうふうに見られているのかというのを感じられるところが、うれしくもあり、残酷でもあるかもしれない」と心の内を明かす。

しかし「プロスポーツ選手というのは技術、結果、同時にエンターテインメント性も備え、見てくれているひとを感動させたり楽しんでもらうことを改めて実感する形式だなと思います」と前向きに捉えている。清水は「オークション…(笑)本当にヒヤヒヤしますし、選んでいただきたい気持ちがありますね(笑)」と素直な気持ちを表した。

■ラウンドガールの正体はレースクイーン

そして気になるラウンドガールの正体。この日は4名の女性が登場。前澤氏は2023年からレーシングドライバーに挑戦しており、『MAEZAWA RACING』のチームオーナーも務めている。このガールたちは同チームのレースクイーンの方々だった。

「最近はぼくが自ら試合に出たりしているのですが、その兼ね合いもあって、レースクイーンのみなさんにはお世話になることも多く、皆さんがサーキットで活躍している姿をドライバーや監督という立場から見て、彼女たちにはファンがたくさんいる。それを見たときに彼女たちのファンにもゴルフを見てもらいたい。そして華やかに、なにかお手伝いしてもらえたらもっと盛り上がるのではないかなと思い」と企画した。

■プロゴルファーにしかできないパフォーマンス

このような新たなチャレンジが多い大会に、石川は「前澤さんのアイデアを初めて聞いたときは、すごくびっくりしました」と驚きを隠せなかった。しかし「僕らができることはゴルフなので、話して楽しませることもできないし、クラブでボールを打って生きてきている僕らなので。そこに前澤さんが、着眼点を置いてくださった」とプロゴルファーにしかできないエンターテインメントでファンを楽しませられる機会と感じている。

石川が考えるプロゴルファーの姿は、どんなときでも「自分のベストを尽くしている」ところだ。だからこそ、試合で打っているショットそのものを、多くの人に見てもらいたい。「いまの国内男子プロのレベルも含めて、みなさんには期待していただきたいですし、みんな期待に応えられる実力を持っている選手たちだと思うので、そこを楽しんでいただきたい」と話した。

清水は「新しい試合の一員になれるということにうれしく思います。プロ同士ではなく、アマチュアの方と一緒に回れる機会は本当に少ないと思いますし、男子プロの飛距離、技の魅力を間近で体験することができる唯一の日だと思います。また、普段関わらないような方と一緒にラウンドができる素敵な機会」とプロアマへの想いを語った。

■今後の日本男子ゴルフ界を盛り上げるキッカケにしたい

「ゴルフというスポーツの特性を生かした形と捉えていて、このような形で開催していただけるということで、前澤さんに感謝しております。新たな施策、やり方で、これは初めての試みですし、選手たちも未知というか、本当にチャレンジだなと思っております」と石川は新たなトーナメントの形に心を躍らせる。

最後に「自分たちの技術を磨いて磨けば磨くほど、喜んでもらえると思って、この大会に備えていきたいなと思っております」(石川)と意気込んだ。今後の日本男子ゴルフツアーの盛り上がりに向けて、どのような反響があるのか。期待が高まる。(文・高木彩音)

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