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ヤン・ジホが中島啓太とのデッドヒート制す 勝因は愛妻キャディのアドバイス

国内男子ツアーの新規大会は最終ラウンドが終了した。

所属 ALBA Net編集部
土屋 裕一 / Yuichi Tsuchiya

配信日時:2023年6月19日 09時12分

<ハナ銀行インビテーショナル 最終日◇18日◇千葉夷隅ゴルフクラブ(千葉県)◇7636ヤード・パー73>

日本と韓国の共同主管による新規大会が終了。韓国の34歳ヤン・ジホが中島啓太との争いを制し、記念すべき第1回大会のチャンピオンに輝いた。

最終日、首位と1打差の2位から出たヤンは、1イーグル・5バーディ・1ボギーの「67」でラウンド。トータル20アンダーとし、中島啓太との激闘を1打差で制した。前半は2番、9番の2つのパー5できっちりバーディを奪い2アンダーでプレー。後半12番パー5のイーグルで一気に流れを引き寄せた。16番ではこの日唯一のボギーを打つも、上がりの2ホールを連続バーディとして戦いにピリオドを打った。

「JGTOはあこがれた舞台」と話すヤンは、以前に日本ツアーでプレーしていた経験を持つ。「一度失敗して韓国に戻ることになりました。今日の優勝でまた2年間のシードをいただけたので、今年までは韓国ツアーに専念し、(来年以降は)スケジュールを確認しながら韓国と日本、両国を並行したいと思います。またチャンスをもらえて本当にうれしい」と喜んだ。

ヤンは、2012年から日本ツアーに参戦し、同年に下部ツアー(現ABEMAツアー)「Novil Cup」で初優勝を挙げている。18年まで日本ツアーに参戦していたため、日本ツアーはある意味慣れた場所でもあったが、優勝を争った中島とは今大会が初対面だったという。

「中島選手とは会ったことがなかったですが、組み合わせを見た時にプレッシャーを感じてました。先週優勝して感が鋭いと思ったからです。普段であれば僕の方からあいさつしたと思うんですけど、今日はあえて朝から目を合わさずに、距離を置くことでペースを維持しようと思っていた。それが今日の試合の助けになったと思います」と、争う相手を見ず、自分のゴルフに徹したことが勝因と話した。

もう一つ勝因に挙げたのが、キャディとして帯同した妻の存在だ。「僕はプレッシャーを感じると、頭をキョロキョロと振るクセがある。気づかないうちにそれを繰り返していたんですけど、となりで妻が教えてくれることで、直そうと認識することができました」と、強力な内助の功にも助けられた。

「普段から何かを表現することについては不器用なんですが、この場を借りて『感謝している、愛してるよ』と伝えたいです。また時計を一つプレゼントしたいと思います」と、夫婦ふたりで行われた優勝会見では、となりに座る愛妻へ感謝のことばを忘れずに述べたヤン。日本ツアーへの参戦時期は今のところ未定だが、男子ツアーにあらたな実力者が加われば、戦いはさらにヒートアップしていく。(文・土屋裕一)

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