<横浜ミナトChampionship 〜Fujiki Centennial〜 事前情報◇7日◇横浜カントリークラブ(神奈川県)◇7207ヤード・パー71>
実は“両想い”だった!? 「パリ五輪」男子ゴルフ日本代表の監督を務めた丸山茂樹。アンバサダーを務める国内男子ツアー横浜大会の会場で、銀メダルを獲得したトミー・フリートウッド(イングランド)とのあるやりとりを明かした。
丸山は2000年から2008年まで米国男子ツアーに参戦。2年目には米ツアー初勝利を飾り、通算3勝を挙げた。常に笑顔を絶やさないプレースタイルから、つけられたニックネームは『スマイリング・アサシン(笑顔の暗殺者)』。そんな丸山のプレーに大きな刺激を受けた少年が英国にいた。
フリートウッドは2日、自身のインスタグラムを更新。「シゲキ・マルヤマは子供の頃のヒーローの一人だったんだ。今週はヒデキ(松山英樹)のチームとして来ていて、写真をお願いされた! 僕にとってそれがどれだけうれしかったことか!」というメッセージとともに、丸山と肩を組んだ写真を投稿した。すると、タレントの武井壮氏をはじめ、日本人ファンから多くのコメントが寄せられた。
この2ショットには裏話がある。実は丸山の方がフリートウッドとの写真撮影を熱望していたという。「僕が好きで、ファンだったから」。欧州ツアー通算7勝。ヒゲと長髪がトレードマークの世界的人気者は、丸山の心も射抜いていたのだ。
練習を終えたフリートウッドに恐る恐る近づき、写真をお願いすると、満面の笑みで応じてくれたという。撮り終わった後、立ち去ると思っていたら、「僕の(携帯)でも撮ってくれないか」と頼まれたのだった。まさかの出来事に丸山は「そんなことあるの? 俺の事知ってたんだ」と照れくさそうに笑った。
思い返せば、丸山が海外ツアーでラウンドリポーターを務めている時も、他の海外選手が素通りするなか、フリートウッドだけは毎回「Hi Shigeki!」とあいさつしてくれていた。「『なんでだろう』と思っていたけど、相思相愛でした」。丸山は報道陣を笑わせ、会場をあとにした。