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難病で1年休業の重永亜斗夢がイーグルで予選通過 久々実戦で感じたゴルフの楽しさと難しさ

2018年大会覇者がツアーに帰ってきた。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2023年4月1日 08時00分

<東建ホームメイトカップ 2日目◇31日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7062ヤード・パー71>

持病の潰瘍性大腸炎が悪化し、戦列を離れていたツアー1勝の重永亜斗夢が1年ぶりにツアーに出場。復帰初戦は初日「73」の2オーバー・106位タイと出遅れたが、2日目は1イーグル・3バーディ・1ボギーの「67」をマークし、トータル2アンダー・60位タイで予選を通過して胸をなで下ろした。

持病と戦いながら2014年に初シードを獲得し、18年の今大会でツアー初優勝を遂げた。だが、シード選手として8シーズン目となった昨年に持病が悪化。激しい腹痛に襲われるようになって体重が激減し、2戦目から戦線離脱を余儀なくされた。そして特別保障制度の適用を受けて、今季は復活を目指す。

久しぶりの実戦に「初日はちょっと地に足がついていない感じでしたね。自分の中では集中しているつもりでしたけど、やっぱりもぞもぞするというか、迷いがありました。凡ミスも多かったです」と試合勘のなさに戸惑いもあった。

2日目は「こんな感じでやれたらいいというゴルフができた」とうなずく。前半で2つ伸ばしてトータルイーブンパーに戻す。後半の11番でアプローチの凡ミスからボギーとしたが、14番で2打目を“OKバーディ”につけるショットで取り返す。ハイライトは17番パー5。ティショットはフェアウェイセンターに置いたが、「ディボット跡でまだ芝が生えそろっていないところ」にすっぽりハマった。ピンまで230ヤード。難しいライからユーティリティでの2打目はグリーンに着弾し、傾斜を使ってピン30センチに寄せて“OKイーグル”。会心の一打でギャラリーを沸かせた。

1年ぶりにツアーへ戻ってきて改めて感じたことがあった。「ギャラリーの方に『アトムおかえりー』って何回か声をかけてもらって、歓迎してもらったのはプロゴルファー冥利に尽きます。声援があるとまたがんばろうって気持ちになります」。ホールアウト後は、サインをしたり会話をしたり、ギャラリーと触れ合う時間もあった。「自分のモチベーションは当たり前ですけど、プラスアルファでファンの方の存在は力になります」と、再びツアーの一線で戦うエネルギーをもらった。

薄氷の予選通過に「次戦に向けても乗っていけそうです。まだ凡ミスが多いので、それを少しずつ減らしていきたい」と課題はある。「やっぱり試合は楽しいですね。でもゴルフは難しいですね(笑)」。まだまだ本調子とはいかないが、徐々にエンジンをかけていく。まずは週末のゴルフを楽しみたい。(文・小高拓)

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