<ANAオープン 最終日◇15日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7066ヤード・パー72>
冷たい雨風が吹く難しいコンディションと化した最終日。永野竜太郎は悲願の初優勝に向けて単独首位から出たが、猛追してきた岩崎亜久竜の前に敗れ、2位タイで競技を終えた。
永野竜太郎は悲願達成ならず 決め切れないバーディパットに「ギクシャク」
首位スタートの永野竜太郎はまたしても初優勝に届かず。
配信日時:2024年9月15日 07時27分
<ANAオープン 最終日◇15日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7066ヤード・パー72>
冷たい雨風が吹く難しいコンディションと化した最終日。永野竜太郎は悲願の初優勝に向けて単独首位から出たが、猛追してきた岩崎亜久竜の前に敗れ、2位タイで競技を終えた。
「きょうはバーディパットを決め切れなかったことに尽きると思います」と最終日を振り返った。「序盤も全体的にピンチらしいピンチもなく、バーディチャンスにある程度つけることはできましたが、それを決め切れず伸ばせなかった」。
初日から数々のバーディを決めてきたが、この日の前半はすべてパーを並べた。単独首位のまま後半に入り13番パー4で初バーディが来たが、14番でボギー。16番で再び伸ばしたが、この時点で岩崎が首位に立ち、その差は2打となっていた。
17番のパー5では是が非でもバーディ以上が欲しかったが「ちょっとギクシャクしている感じがあって、パターを決め切れなかった」と1メートル近いバーディパットを外し、差を縮められなかった。先に20アンダーで岩崎がホールアウトし、プレーオフに進むためには最終18番パー4でイーグルが必須。わずかな可能性にかけて放ったセカンドは、左ラフからグリーン手前まで運んだものの、この時点で敗戦が決定した。
最終日を単独トップで迎えるのは自身初。「(プレッシャーが)ないことはないですが、その中でも自分のプレーしかできないので。ショットを通して、いいパフォーマンスを出せたとは思う。あとはパッティングが決まってくれれば…。もうちょっと強気に、アグレッシブに行けたら良かった」。この反省は、次回の優勝争いに生かしていきたい。
幾度となく苦い思いを味わってきた苦労人の悲願は、またしても成就しなかった。もちろん悔しさはあるが、3日連続で60台をマークし、2日目、3日目と単独首位に位置していたこともあり「悲観的になることはないかな」と決して表情は暗くない。36歳の挑戦はこれからも続いていく。(文・齊藤啓介)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
ANAオープン
ANAオープンのニュース
- 岩崎亜久竜がANAオープンで獲得した『北広島産農産物1トン』を子ども施設に寄贈
- 岩崎亜久竜、2戦前から7Wを投入「洋芝のラフがうまくなりました」【勝者のギア】
- 20アンダーで逆転V 岩崎亜久竜がジャンボに並ぶ大会記録「夢のよう」
- 未知の領域で大健闘 金子駆大は初の最終日最終組に「あまり緊張しないんですけど…」
- 右に行き続けたティショット 石川遼の最終日は「崩れず耐える日」
JGTOツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |