＜長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ　3日目◇13日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ（北海道）◇7096ヤード・パー71＞

“伏兵”が大飛球をかっ飛ばした。第3ラウンド終了後、18番ホールでツアー屈指の飛ばし屋たちによるドライビングコンテストが行われた。当初出場予定だった蝉川泰果が欠場したことで、急きょ参戦した28歳・照屋佑唯智（てるや・ゆういち）が312ヤードで優勝を果たした。

“代打出場”とはいえ、照屋もドライビングディスタンス5位（303.91ヤード）を誇るパワーヒッター。飛ばし屋たちの競演は僅差の争いとなったが、わずかに前へ飛ばした28歳が初の栄冠に輝いた。

「お昼ご飯食べていた時に『出ますか』と言われました（笑）」と急な参戦にもかかわらず、1打目から312ヤードをマーク。「試合中よりは飛ばす様な打ち方で。気持ちですね（笑）。1発目の記録で1位が取れたのでうれしいです」と白い歯をこぼした。

優勝賞金50万円は「キャディさんと半分ずつですね」。100万円がかかる本戦のドライビングディスタンス賞でも315.74ヤードで1位に立っている。「それも獲れる様に、スコアを作っていきたい」。最終日もビッグドライブを披露し、“2冠”達成といきたい。

【ドライビングコンテスト　結果】
優勝：照屋佑唯智（312ヤード）
2位：清水大成（309ヤード）
2位：池村寛世（309ヤード）
4位：小斉平優和（301ヤード）
5位：幡地隆寛（296ヤード）