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23年前は仙台から車で出場 御殿場への“憧れ”を捨てた宮里優作が4位発進

大会初日、宮里優作は東北福祉大の先輩、谷原秀人と同組。二人はアマチュア時代、「御殿場」に出場したこともあり、宮里にとって思い入れのある大会だ。

所属 ALBA Net編集部
神吉孝昌 / Takamasa Kanki

配信日時:2023年11月10日 09時13分

<三井住友VISA太平洋マスターズ 初日◇9日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

現在、賞金ランキング66位と苦しんでいる43歳・宮里優作が6バーディ・3ボギーの「67」。首位とは1打差の3アンダー・4位タイで初日を滑り出した。「前半はボギーが多くてスコアを作るのが難しかったのですけど、後半はラッキーもあってうまくパーセーブできたりして、いい流れに繋げられた」と、2017年12月の「日本シリーズJTカップ」以来、およそ6年ぶりのツアー8勝目を目指す。

宮里優作と谷原秀人はガッチリ握手【写真】

予選ラウンドは、ツアー通算19勝のベテラン・谷原秀人と、すでに3勝を挙げている旬な若手・蝉川泰果との東北福祉大学出身3人の組み合わせ。その二人から刺激を受けたようで、「谷原さんは言うまでもなくショートゲームの鬼。どっからでもパーをとるし、見ていてかなり勉強になりましたね。蝉川君はダイナミックだけど、やっぱり繊細さもあってスコアを作るのがすごく上手い。本当にペアリングにもすごく恵まれました」と話す。

そんな谷原とは大学時代、2つ年上の先輩・後輩関係。伊澤利光が優勝した23年前の2000年には、2人は初めて御殿場でプレーした。「学生の時、お金がないので、2人で乗り合いで仙台から車でここに来たのを思い出します。御殿場のもう本当に旅館みたいなところに泊まって、3000円か4000円ぐらいだったかな…」。当時20歳だった優作は、最終日最終組でプレーする活躍ぶり。最終的に8位タイに入り、ベストアマチュア賞を獲得した。その翌年、2001年大会でも優勝争いに絡み、2打差の2位タイで再びベストアマチュア賞に輝いている。

そんな思い出がある今大会を“憧れの試合“と話す優作だが、まだこの試合は勝ったことがない。「やっぱりこのコースで勝つと一皮むけるというか、プロとして一流になったという証じゃないかなと思います。大谷(翔平)君じゃないけど“憧れを捨てて”臨んでいるつもりなのですけど、なんとか“アレ”(優勝)に繋がるようにしていきたいと思います」と野球の流行語を交えて意気込みを語る。

シーズン終盤戦で、賞金シード争いも佳境に入っている。来季のシード権は賞金ランキング65位までに付与されるが、「セガサミーカップ」で優勝したジェイブ・クルーガー(南アフリカ)と、日韓亜共催の「Shinhan Donghae Open」で優勝したコー・グンテク(韓国)は義務試合数不足のため除かれ、実質は同67位まで。現在66位の優作はシード圏内ギリギリに位置し、しびれる試合が続く。

初日がものすごく大事になってくるので、初日をいいスコアで回ることができて良かった。僕の持ち味はアイアンショットだと思っているので、ティショットをフェアウェイに置いてアイアンで勝負したい」。今大会で2位に2度入っている43歳は、憧れの御殿場で悲願の優勝を目指す。(文・神吉孝昌)

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