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石川遼、“年代モノ”から「初めて打った」“イマドキパター”投入か… グリップ・シャフトも調整し挑む最終戦

28日に開幕する「ゴルフ日本シリーズJT杯」。石川遼が練習場で新パターをテストしていた。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年11月27日 11時00分

<ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前情報◇26日◇東京よみうりCC(東京都)◇7002ヤード・パー70>

今季2勝で、現在賞金ランキング6位(8596万510円)の石川遼が“逆転賞金王”がかかる最終戦に挑む。そんな大事な大会を前に、火曜日の練習日に見慣れないパターで練習する姿を目撃した。

石川遼がテストしたパター【写真】

その正体は、オデッセイの『Ai-ONE TRI-BEAM 2-BALL CSパター』センターシャフトモデルで、キャディバッグにはグリップ、シャフト違いの2本が入っている。「実は先週もトライビームをテストしていて、そのときは古いほうのツーボールで行ったんですけど、そのときも『どちらでも行けるな、いいな』って感じだった」。

前戦のホストプロとして出場した「カシオワールドオープン」の練習日にもテストはしていたが、そのときに一緒に試打をした20年以上前のモデルとなる“年代物”の「ホワイトホット 2ボール」センターシャフトをチョイスした。「いい動きをしてくれて、いいところに打ち出せた」と好感触を得てバッグイン。「今週はトライビームを試し中ですね。どちらにしても新しい感覚のパターなので、そんなシビアにならずに気楽にテストができている感覚」と話した。

グリップの握りで最近好むのは「左手のスクエア感」。これまではオデッセイの純正グリップにしていたが、今回は表面の平らが特長のスーパーストロークを装着。『2.0』と『1.0』の太さを準備してテストしている。さらに、カシオのときにテストした同パターはグリップが2.0でシャフトは『ストロークラボ90スチール』だったが、今回はグリップ1.0でスチールとカーボンが複合された赤いストローグラボのシャフトが挿してある。

シャフト違いを準備したワケは「ヘッドの動きの再現性」のため。スチールのみだと、全体的な重さはおよそ120グラムで、複合シャフトはおよそ100グラム(シャフト70グラム、グリップ側に30グラムの重さを追加)と全体的には軽めだが、ヘッド側と手元側が重いことで石川が求める動きに近づくようだ。

同パターは昨年発売されてから、人気のパターで男子プロも使用率が高いが石川にとってはトライビームは初めて。「打感は全然違うパター。硬めに感じるホワイトホットのような。自分が使ってきたなかでも、けっこうしっかりめ。すごく良かったです」と好感触を得ている。

「肝心なのは(グリーンとの)スピード感が合うこと。今週に関してはちゃんとスピードを合わせていかないと、入るパットもなかなか入らないだろうなと思うので」というように、名物の18番グリーンが奥から手前にかけて下りでとても速いが、全体的にグリーンはアンジュレーションが効いていて難しい。この日、9ホール回って「いい感じでした」と難グリーンとの相性はよさそうだ。

「良いクラブなので、あとは上手くスピードに自分がしっかり集中して、合わせていくだけかな」。水曜日のプロアマ戦で試して決めることになるが、新しい相棒が仲間入りする可能性が高そうだ。(文・高木彩音)

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(撮影:鈴木祥)

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