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中西直人が作る男子プロ×ジュニア大会 今年も“クラファン”で支援募る「みんなで盛り上げていただきたい」

中西直人は昨年の第一回大会に続き今年も、協賛社とクラウドファンディングで資金を募り、ツアープロとジュニアが同組でラウンドするトーナメント「THE TOURNAMENT for the FUTURE 2023 ~子どもたちへの贈り物~」を実施する。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2023年2月21日 09時00分

中西直人が発起人の大会は将来的にツアー競技を目指す
中西直人が発起人の大会は将来的にツアー競技を目指す (撮影:上山敬太)

男子ゴルフ界の盛り上げ役、中西直人が2年目の挑戦を行っている。昨年、協賛社とクラウドファンディングで資金を募り、ツアープロとジュニアが同組でラウンドするトーナメントを実施。今年も3月11日、岐阜県の瑞陵ゴルフ倶楽部を舞台に「THE TOURNAMENT for the FUTURE 2023 ~子どもたちへの贈り物~」を開催する。

■中西自身は丸山や秀道に触れてプロを目指す
 
昨季の賞金王の比嘉一貴が優勝を飾った第一回大会は、香妻陣一朗や大西魁斗らツアー優勝経験者ら10人の男子プロが参加し、プロ2人とジュニア2人が同組でラウンド。ジュニアがプロの真剣勝負を間近で見られる新しいトーナメントとして話題となった。今年もプロ2人とジュニア2人が回る形式で、賞金総額を500万円から600万円に増額。出場プロも16人に増やした。稲森佑貴や片岡尚之、出水田大二郎らツアー優勝者をはじめ、多くのシード選手の参戦が決まり、国内トップレベルの試合となる。
 
選手であり発起人の中西の今大会に懸ける思いは強い。「ジュニアやアマチュアゴルファーのみなさんに男子プロゴルフの魅力を伝えたい」というのが狙い。中西自身、ジュニア時代に丸山茂樹や田中秀道といったプロゴルファーに声をかけてもらったり、ボールやグローブをもらって感動し、プロを目指そうと思った経験がある。プロになった今は、ジュニアと接することを心がけており、今大会もジュニア育成の一環として企画した。だが、それだけではない。
 
■目標は数年後のツアートーナメント昇格
 
昨今の男子ゴルフの人気低迷を危惧している。2022年シーズンの国内男子ツアー25試合に対して、国内女子ツアーは38試合と大きく差が開いている。「この状況が続いて『プロゴルファーになっても夢がない』とプロを目指すジュニアがいなくなってしまうのではと心配しています」。大会を通じて技術や人間性も含めてプロゴルファーの魅力を伝えて「プロゴルファーに夢」を抱いてもらうとともに、年々規模を拡大して、「数年後はツアーのトーナメントにしたい」と公言している。
 
手探りではじめた昨年は、中西自身が協賛社に思いを伝えて“お願い”に奔走した。また、クラウドファンディングの目標1000万円も達成。大会告知など、多くの選手も開催に協力し、みんなで作り上げたという。「昨年は試合が終わって達成感に溢れました。子供たちが喜んでくれて、『プロを目指してがんばる』という言葉がもらえたのがうれしかったです」と目頭を熱くする。
 
トーナメントを開催、運営する難しさも実感した。「今までは、(プロゴルファーとして)準備された試合があって、ただ出場するだけでした、試合のありがたみはもちろん感じていましたが、1つの試合を開催するのに多くの人が動いて、いろんな準備を重ねて成り立っていることを知りました。試合を大切にする気持ちが芽生えましたし、感謝の気持ちをより感じました。参加してくれた選手も同じ思いを感じていると思います」。プロゴルファーである以上は成績を残すことも必要だが、人間力を高めることも必要と話す。
 
■クラファンの返礼品にはプロアマの参加権も
 
「みんなで作れば試合は盛り上がると思うんです。そういう意味でも、クラファンで一人でも多くの方に賛同していただき、盛り上げていただけたらと思っています」と、今年もクラウドファンディング(https://readyfor.jp/projects/for_the_FUTURE)を立ち上げた。返礼品の中には大会前日のプロアマの参加権などもある。
 
出場するジュニア選手の付き添いで来場した兄弟がゴルフに触れ合えるようにスナッグゴルフを提案したり、トーナメント作りの企画も尽きない。「昨年はゼロから1になりました。今年は1から2、3としていかないといけない」。大会を盛り上げる意欲に燃えている。
 
プロゴルファー中西直人としては、昨季は選手会副会長との二足のわらじを履いて、多忙な1年を過ごし、2018年から守ったシード権を手放してしまった。昨季終盤からはスイングに光明を見出し、今季の再起に懸ける。「高いジャンプをするために、1回沈んでいる状態。参加してくれるジュニアに喜んでもらうためにも、今年はがんばります」。本業の方でも高いモチベーションでシーズンを迎えようとしている。

大会概要やクラファンの参加はこちらへ

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