20日、日本ゴルフツアー機構(JGTO)が定例会を行った。同機構の諸星裕会長と倉本昌弘副会長より、報道陣に向け理事会での議題内容及び決定事項についての発表があった。
このなかで国内男子下部ツアーの冠スポンサーを務める「AbemaTV」と、来年以降の契約を行わないことも発表された。倉本は「きょうをもってABEMAに変わるところを探すということになります。今年については契約が残っているのでツアーは開催されていきます」と説明。新スポンサーについては現時点では決定していない。
またポイント制の進展についての説明も。かねて議題にあがっていた内容ではあったが、主催者からの反対もありこれまで実現に至っていない。これに対し倉本は「(ポイント制は)わかりやすいっていうのと、ツアーとしてメリットが大きい。さらに女子ツアーもポイント制に移行して、主催者も慣れてきたと考えれば、話をしていけば決して分からないことではない」と前向きな姿勢を見せている。決定まではいかなかったものの、早ければ2026年の導入を目指していく方針も明かされた。
このほか諸星会長より諸報告として4月に行われた「マスターズ」へ訪問したことが語られた。そこでは国内男子ツアーと海外ツアーとの連携強化について様々な話し合いが行われた様子。「LIVも含め、海外のコラボ、協調、共同開催も含め様々な形でこれから日本ツアーを伸ばしていこうと考えております」と、国内ツアー発展に寄与するひとつの方針が示された。次回の定例理事会は9月を予定している。