<横浜ミナトChampionship ~Fujiki Centennial~ 3日目◇10日◇横浜カントリークラブ(神奈川県)◇7207ヤード・パー71>
稲森佑貴は2日目に感じたアイアンショット、パターの違和感を残したまま3日目のコースに飛び出した。スタートの10番、そして14番と序盤でバーディを積み上げながら、16番でトリプルボギーを叩いた姿を見ても、“好不調”が入り交ざっていたことが伝わってくる。
ツアー初Vコースで稲森佑貴が繰り出した“秘策” 「よかった時の自分を思い出しながら」
稲森佑貴は20位で最終日へ。プロ初Vを挙げた思い出の地で繰り出した秘策って?
配信日時:2024年8月10日 23時00分
<横浜ミナトChampionship ~Fujiki Centennial~ 3日目◇10日◇横浜カントリークラブ(神奈川県)◇7207ヤード・パー71>
稲森佑貴は2日目に感じたアイアンショット、パターの違和感を残したまま3日目のコースに飛び出した。スタートの10番、そして14番と序盤でバーディを積み上げながら、16番でトリプルボギーを叩いた姿を見ても、“好不調”が入り交ざっていたことが伝わってくる。
ここ横浜カントリークラブは、2018年10月の「日本オープン」でツアー初優勝を挙げた思い出のコースだ。この日のフェアウェイキープ率は93.333%で全体2位タイと「日本一曲がらない男」は健在だったが、風に苦しむ一日でもあった。
「とりあえず縦距離だけ間違わないように」と、グリーンが軟らかく止まるとわかっていたこの日は、風の影響を受けないよう低めの球を打つことを意識。順調だったが「1ホールだけやられました」と振り返るのは16番パー4でのアクシデント。フェアウェイ右サイドから打った2打目がブッシュのなかへ入り、痛恨のトリプルボギーを叩いた。
バックナインは「過去のよかったときの自分のイメージを思い出しながらやったら、それがバチっとはまった」と4バーディの巻き返しを見せ、42位からスタートした一日を、トータル7アンダーの20位タイまで順位を上げて終えた。「昨日(2日目)は悪いイメージをリセットしよう」とあえて練習場へ行かなかったことも好スコアの要因のひとつだ。
3日目の朝に繰り出した“秘策”も、その背中を押した。稲森は朝一の練習用と試合で使うパターを使い分けている。昨年の優勝時に再登板した“エース”オデッセイのセンターシャフト『ストロークラボTEN』に替え、7月の「日本プロゴルフ選手権」から朝の練習用で使用していた同ブランドの『ジェイルバードミニ』を3日目から試合に初投入した。すると初日49位、2日目が86位だった平均パット数が16位まで浮上。「結果的にチェンジしてよかった」とすぐに効果を実感できた。
「いいイメージのまま帰ろうかな。まだ中途半端な位置ですけど、あくまで体力温存のために」と、この日のラウンド後も練習場には足を運ばなかった。「過去にもこの手法で上位に食い込んだ経験もあるので」。この“ゲン担ぎ”も、最終日のさらなる上昇につなげていく。(文・小池文子)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
横浜ミナト Championship 〜Fujiki Centennial〜
横浜ミナト Championship 〜Fujiki Centennial〜のニュース
- タイトリスト契約の米澤蓮、新作『GT』投入は見送るも逆転V【勝者のギア】
- 「夢にもでてきた」惨敗を乗り越えて 米澤蓮がつかんだ価値ある2勝目
- 河本力は姉・結の復活優勝に感動「今の結はすごく強い」
- 初Vならず…悔しさは「8割ぐらい」 阿久津未来也が初の最終日最終組で得たモチベーション
- 金谷拓実が「63」で前日反省の“課題”克服 松山英樹のメダルも刺激「次のロスに出たい」
JGTOツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |