<ヤマハレディースオープン葛城 最終日◇2日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6480ヤード・パー72>
26位から出た菅沼菜々は「70」のラウンドでトータル4アンダーとスコアを伸ばし、今季初のトップ10入りとなる10位タイに食い込んだ。昨年は終盤7ホールで4ボギーと失速し、優勝を逃したが、今年は上がり4ホールで3バーディ。優勝争いの中でのプレーではなかったものの、最終日のバック9でしっかりリベンジを果たした。
終盤の大まくりでリベンジ成功 “チップイン女王”の菅沼菜々が初V近づけるトップ10
菅沼菜々は今季初のトップ10入りを果たした。
配信日時:2023年4月2日 23時00分
<ヤマハレディースオープン葛城 最終日◇2日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6480ヤード・パー72>
26位から出た菅沼菜々は「70」のラウンドでトータル4アンダーとスコアを伸ばし、今季初のトップ10入りとなる10位タイに食い込んだ。昨年は終盤7ホールで4ボギーと失速し、優勝を逃したが、今年は上がり4ホールで3バーディ。優勝争いの中でのプレーではなかったものの、最終日のバック9でしっかりリベンジを果たした。
「風が強くて難しい状況でしっかり耐えて、チャンスが来たところを決められたので良かったです。バック9で伸ばせたのは自信になりました」。悔し涙を流した昨年とは違い、今年は納得の表情で大会を終えた。自信の源はやはり上がり4ホールのプレー。15番パー5では2オンに成功し、この日2つ目のバーディ。苦手意識があった16番パー4のティショットも「思い切って振ったら真っ直ぐ行きました」。フェアウェイはとらえられず、右のラフではあったが、ここからしっかりパーをセーブした。さらに17番パー3で4メートルのバーディパットを沈めると、18番パー5は残り40ヤードからの3打目を30センチにピタリ。昨年の嫌なイメージは完全に払拭した。
同じ組で回った埼玉栄高の先輩・渡邉彩香も「70」のラウンドで10位タイフィニッシュ。在学期間は重なっていないが「彩香さんが通っていたことは私が埼玉栄を選んだ理由のひとつ。背中を見て育ってきたので、一緒に回れるのはうれしい。彩香さんは飛ぶし、カッコ良かったです」。憧れの先輩とのラウンドも、好プレーの要因だったかもしれない。
菅沼のプレーを見ていると、チップインが頻繁にある。今大会では最終日の7番でカラーから10ヤードを決めるなど、4日間で3つのチップインバーディがあった。「予感がしたからといって全部が入るわけじゃないけど、入るときはだいたい入りそうだなと思っていますね。ラインが見える感じですね」。アプローチは上げるも、転がすも基本的に56度のウエッジ一本。この日のような短いアプローチは「フェースを開かず、閉じ気味でサイドスピンをかけないように打つ」のがチップイン量産の秘訣だという。
期待されるのは昨季、どうしても届かなかった初優勝。「ドライバーがまだ安定していなくて、狭いホールで怖がるところがあるので、そこを修正していければ、いつかチャンスが来るかなと思います」。今大会で得た自信は必ず次につながるはずだ。(文・田中宏治)
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