ゴルフを愛するみなさん、こんにちは。原田香里です。きょうは、個人で活動する私たちプロゴルファーには特に必要な『お礼』の仕方についてお話したいと思います。
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“御礼状という選択”感謝を伝えることの大切さ、考えてみませんか【原田香里のゴルフ未来会議】
みなさんはどのように感謝の気持ちを伝えますか?
配信日時:2024年5月22日 02時30分
ゴルフを愛するみなさん、こんにちは。原田香里です。きょうは、個人で活動する私たちプロゴルファーには特に必要な『お礼』の仕方についてお話したいと思います。
プロゴルファーに限らず、感謝の気持ちを持ち、それを相手に伝えるということはとても大切なことだと思います。ゴルフの腕を磨いて、試合で結果を出して賞金を稼ぐのがツアープロですが、その試合は、見に来てくださるファンのみなさん、そして賞金を出してくださるスポンサーさんなしでは開催できません。
また、選手それぞれには所属先を始めとするスポンサーがついていることがほとんどです。また、ツアー以外のプロアマやイベント、メディア関係など、さまざまなお仕事には、必ずお声掛けくださる方がいます。ゴルファーとしてのニーズは、ゴルフの力だけでなく、社会人としての人間関係に支えられているのは言うまでもありません。
感謝の気持ちを持つことはもちろん大切ですが、相手にそれを伝えることも大切です。それが丁寧な形になったのが「御礼状」だと思います。私も現役の頃から、お世話になった方にはお礼状を書くようにして来ました。失礼のないように『手紙の書き方』のような本も2冊持っています。
理事になってからは、協会の『顔』の一人として、関係者のみなさんへの感謝を示す機会は増えました。自分だけでなく、後輩プロたちや、その関係者などから相談を受けて「お手紙書いておきなさいね」と言ったことも何度もあります。
手書きなら字のきれい汚い、ではなく、相手が読めるように丁寧な字で気持ちを伝えること。イマドキですから、パソコンからのプリントもありだと思いますが、少なくとも自分の名前はしっかりと自書すること。最低限、そのことは伝えるようにしています。
近頃では、トーナメントでもイベントでも協会や運営会社から御礼状の宛先などを案内してくれていることも多いようです。至れり尽くせりですが、うらを返せば感謝を伝えることがそれほど大切だ、ということだと思います。
メールが悪いというわけではないのですが、逆に何でもメールで済む時代だからこそ、丁寧な手紙での御礼状はより気持ちが伝わるのではないでしょうか。
感謝の気持ちを伝えるのは仕事でもプライベートでも習慣化すると気持ちのいいものです。手紙というと少し改まった感じがしますが、口では言いにくいことも伝えられたり、相手がそれをかみしめたりできるのがいいところ。みなさんも御礼状、たまには書いてみませんか。
■原田香里(はらだ・かおり)
1966年10月27日生まれ、山口県出身。名門・日大ゴルフ部で腕を磨き1989年のプロテストに合格。92年の「ミズノオープンレディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝。93年には「日本女子プロゴルフ選手権大会」、「JLPGA明治乳業カップ年度最優秀女子プロ決定戦」勝利で公式戦2冠を達成。通算7勝。その後は日本女子プロゴルフ協会の運営に尽力し21年3月まで理事を務めた。
原田香里のゴルフ未来会議
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