<アクサレディス 事前情報◇27日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6538ヤード・パー72>
涙の優勝から1年。「あっという間だったな」と臼井麗香が思い出の地で当時を回想した。
昨年、悪天候により最終ラウンド中止のアナウンスが流れると、クラブハウスから拍手が響き渡った。2018年のプロテスト合格から7年。ツアー初優勝が決まった瞬間、さまざまな思いがこみ上げうれし涙を流した。
あれから1年。昨日は、プロアマが行われる予定であったが、悪天候により中止に。奇しくも初優勝時と同じ天候のもと取材に応じた臼井は、「去年よりも少し成長した部分もある」とたくましくなって帰ってきた。
その成長した部分はティショットだと話す。「去年はフェアウェイキープ率が低くて、優勝したときも笑っちゃうようなフェアウェイキープ率だった」とティショットの安定性に欠けたことが課題であった。「上げ方と切り返しが前よりスムーズになった」ことが成長を感じている部分だ。
そして、今シーズンのオフには、2月に同じ女子プロゴルファーの菅沼菜々と『Chell7』(ちぇるなな)というユニット名で本格ライブを開催。今月も京セラドーム大阪で行われた日本最大級のファッションイベント「KANSAI COLLECTION 2025 SPRING&SUMMER」(通称:関コレ)にアスリートとして初めてランウェイデビューを果たすなど、ゴルフ以外の活動も積極的に行った。
プロゴルフファーとして多忙を極めながら、充実のオフを過ごしてきた臼井は、ここまで開幕戦で12位、第2戦は51位の成績を残す。そろそろ欲しい2勝目を思い出の地で再現なるか、「連覇できるように自分のベスト尽くして頑張ります」と力を込めた。