＜北海道meijiカップ 2日目◇4日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース（6,493ヤード・パー72）＞

国内女子ツアー「北海道meijiカップ」の2日目。3アンダー・2位タイからスタートした青木瀬令奈が、7バーディ・2ボギー「67」でラウンドし、トータル8アンダー・2位タイに浮上。最終日は、トータル11アンダー・単独首位に躍り出た福田真未との3打差を追いかける。

【写真】私たちは…“女子プロ92年会”です！

「グリーンが小さいこともあり、外したホールでは取りこぼしもありましたが、前向きにプレーでき、パッティングも入ってくれたので良かった。一番大事なのは最終日。“明日のための今日”という意識でプレーできたのが良かった点です」と試合後に語った青木。

3週前の「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース」では、有村智恵に競り負け、2位フィニッシュと悔しい思いをした。昨年の「ヨネックスレディス」以来となる2勝目を勝ち取りたいが、“あえて”その意欲を封印。「（同じマネジメント事務所の）アン・ソンジュさんから、“勝ちを意識すると負ける！楽しくやりなさい”とアドバイスを頂きました。最終日は楽しくやりますよ」と、ツアー通算26勝の試合巧者の言葉を胸に刻んでいる。

明日は申ジエ（韓国）、福田と最終組を回るが、福田は気の置けない同級生。成田美寿々、葭葉ルミ、イ・ミニョン（韓国）ら1992年生まれ（※青木は93年2月）の“女子プロ92年会”は定期的に食事会などを行う仲の良さで知られており、青木も「この世代でツアーを引っ張っていきたい」と語る。明日は青木、福田のどちらかが92年会に勝ち星をもたらすか。（文・標英俊）