＜ミズノクラシック　事前情報＞◇5日◇近鉄賢島カンツリークラブ(6,506ヤード・パー72)

　三重県にある近鉄賢島カンツリークラブを舞台に、米国女子ツアー「ミズノクラシック」が6日(金)に開幕を迎える。国内女子ツアーは残り4試合、米女子ツアーは残り3試合と両ツアー共にいよいよ大詰め。日米賞金女王争いの主役が伊勢志摩に集結した。

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　米ツアー賞金ランキング2位につけている宮里藍は、先週韓国で行われた「ハナバンク・コロン選手権」をスキップして満を持してこの母国トーナメントに登場。感じはどう？との報道陣の問いかけにも「順調です！」と力強く答えるなど調子の良さをうかがわせた。この日の練習ラウンドでは間隔が空いた実戦感覚を取り戻すため、距離を確かめながらコースを入念にチェック。「コースの状態も良いので、楽しみですね」と本戦に向け準備は万端といった様子だった。賞金ランキング首位を走る申ジエ(韓国)との差は今大会の優勝賞金とほぼ同じの約21万ドル。日本のギャラリーの後押しを受けて逆転女王へチャージをかける。

　国内ツアーも賞金女王争いは熾烈。現在首位を走るのは今季6勝の諸見里しのぶ、約2,000万円差の2位に横峯さくらがつけている。残り4試合で女王候補も絞られてきたが、春先から賞金女王獲得を公言してきた横峯にとってこのビッグトーナメントはまさにふんばり所。諸見里との差を少しでも詰めると共に、猛追を見せている有村智恵、全美貞(ジョン・ミジョン/韓国)を突き放しておきたいところだ。

　しかし、場所は日本でもフィールドは米ツアーの強豪揃い。世界ランキング1位のロレーナ・オチョア(メキシコ)に加え、米ツアーを席巻している韓国勢も多数参戦して日本勢の前に立ちはだかる。女王争いの命運を握る世界最高峰の戦いを制して最後に笑うのは藍か、さくらか、それともしのぶか、最後まで目が離せない戦いとなりそうだ。