もちろん、スコアをキープするだけでは簡単に逃げ切れるものではない。結果的に6打差にいたジエが「65」を、8打差にいた松田鈴英が「64」をマークしただけに、2ストロークを伸ばす必要はあった。それでも、スコアボードで2位以下との差を見ながらプレーできたことは大きい。精神的に追い込まれることなく、スコアを伸ばせたからだ。
17番パー3でティショットをグリーンに乗せ、2パットのパーをとった瞬間に、優勝を確信できたというアルム。続く18番パー4でもきっちりとパーセーブし、2打差で逃げ切った。
「30歳だった16年にシード権を失いましたが、自分がそこからまたシード選手に復活して、ツアーで優勝を飾ることができれば、ゴルファー以外の同世代にも勇気を与えることができると思い、それをずっと目標にして頑張ってきました」と、思いを熱く語った。苦しい時期を乗り越え、3週間で2勝という復活劇を果たしたアルム。悩みを抱えている一般人の同世代を元気づけるには十分すぎる活躍だろう。(文・山西英希)
17番パー3でティショットをグリーンに乗せ、2パットのパーをとった瞬間に、優勝を確信できたというアルム。続く18番パー4でもきっちりとパーセーブし、2打差で逃げ切った。
「30歳だった16年にシード権を失いましたが、自分がそこからまたシード選手に復活して、ツアーで優勝を飾ることができれば、ゴルファー以外の同世代にも勇気を与えることができると思い、それをずっと目標にして頑張ってきました」と、思いを熱く語った。苦しい時期を乗り越え、3週間で2勝という復活劇を果たしたアルム。悩みを抱えている一般人の同世代を元気づけるには十分すぎる活躍だろう。(文・山西英希)