いまは、マネジメントの重要性を感じているのではないでしょうか。マネジメントを心がけることにより、はじめは思うようにいかないことも多い。ですが、必ず反省材料が生まれ、明確な課題が見えてきます。プロとしてのコース戦略を学べていること、かねてから取り組んできたフェードが徐々になじんできたこと、が好調の要因だと思いますね。ショットでねじ伏せる形で上位にいける力は証明しましたが、安定して上位に位置するための課題はアプローチとパッティング。アクサレディスからクローグリップに変えているように、本人も課題を抱えているのはわかっているはずです」
4月の「サイバーエージェント レディス」で新垣比菜がツアー初勝利を挙げ、勝みなみと小祝さくらも幾度となく上位に顔を出し、すでにシード権確保は確実な額を稼いでいる。松田がシーズン半ばで約2300万まで到達したことで、ルーキー4名が新たな波を作り出している、新シード獲得の5番手として辻村氏が挙げたのは、原英莉花だ。
「とにかくスイングに穴が少ない。アップテンポで切れのある印象ですが、テークバック、切り返し〜ダウンスイング、インパクト、とリズムが一定で崩れることがありません。シーズン当初はQTランク117位だったことで、ここまで23試合の日程のなか13試合しか出場していないのにも関わらず、獲得賞金約1000万円と、シード選手並みのペース。5番手は間違いなく原さん。後半戦は継続して試合出場もできるので、シード争いがもつれてくる秋口の前の決めてしまいたいところではないでしょうか」
ドライビングディスタンス5位(252.85ヤード)、トータルドライビング13位、パーオン率14位…さらに平均パット(パーオンホール)は7位。ショット、パットともに上手さが光り、平均バーディー数は2位(3.8649)という大器だが、課題はリカバリー率(85位・56.1224)だ。
「いまはバーディも獲れるが、ボギーも多い。攻撃的なスタイルだからこそ、グリーン周りの“ここは拾って当たり前”という状況で手堅く締める技術を身につけて欲しいですね」
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹で、ツアー会場での愛称は“おにぃ”。
4月の「サイバーエージェント レディス」で新垣比菜がツアー初勝利を挙げ、勝みなみと小祝さくらも幾度となく上位に顔を出し、すでにシード権確保は確実な額を稼いでいる。松田がシーズン半ばで約2300万まで到達したことで、ルーキー4名が新たな波を作り出している、新シード獲得の5番手として辻村氏が挙げたのは、原英莉花だ。
「とにかくスイングに穴が少ない。アップテンポで切れのある印象ですが、テークバック、切り返し〜ダウンスイング、インパクト、とリズムが一定で崩れることがありません。シーズン当初はQTランク117位だったことで、ここまで23試合の日程のなか13試合しか出場していないのにも関わらず、獲得賞金約1000万円と、シード選手並みのペース。5番手は間違いなく原さん。後半戦は継続して試合出場もできるので、シード争いがもつれてくる秋口の前の決めてしまいたいところではないでしょうか」
ドライビングディスタンス5位(252.85ヤード)、トータルドライビング13位、パーオン率14位…さらに平均パット(パーオンホール)は7位。ショット、パットともに上手さが光り、平均バーディー数は2位(3.8649)という大器だが、課題はリカバリー率(85位・56.1224)だ。
「いまはバーディも獲れるが、ボギーも多い。攻撃的なスタイルだからこそ、グリーン周りの“ここは拾って当たり前”という状況で手堅く締める技術を身につけて欲しいですね」
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹で、ツアー会場での愛称は“おにぃ”。