3打のリードを持ってスタートした最終ラウンドだったが、決して楽に手にした優勝ではなかった。1番でバーディを奪ったが、その後は伸ばせない展開。8、9番で連続ボギーを喫すると、急激なプレッシャーも押し寄せてきた。
さらに、「こういうゴルフをしないと、上(レギュラーツアー)では活躍できないのか」と大里に思わせる粘り強いゴルフを続けていた森田が、14、15番で連続バーディ。ここで1打差まで迫られた。すぐ後ろまで迫った相手から、ひたすらに逃げる、上がり3ホール。そんな極限状態で生まれたのが、18番のショットだった。
勝みなみ、新垣比菜らと同じ“黄金世代”の1人。だが、同じ九州出身の勝には「小学生のときに一緒にプレーしたら10打差をつけられた雲の上の存在でした」と大きく差をつけられていた。それでも、キャディを務める父・充(みつる)さんと二人三脚で、「プロになってから追いつけばいい」と練習を重ねてきた。
昨年の最終プロテストは合格に1打及ばず失敗。QT16位の資格で出場を続けたツアーも、春先に6戦連続で予選落ちを喫するなど苦しんだ。そんななか、新垣がツアー初優勝、小祝さくらが優勝争いの常連になるなど、同級生が活躍を続けた。「頑張らないと」。そう思うしかない毎日を過ごしたなか、つかんだ初優勝だった。
「ショットは曲がるし、アプローチも下手、パターは入らない。まだまだ下手くそなので、もっと練習して、早く2勝目ができるようなゴルフをしたいです」
今後の目標について問われ、そう答えた大里。2度目の受験となった7月のプロテストに合格し、日本女子プロゴルフ協会入会後、わずか23日後にはツアー初優勝。入会前に優勝していた選手を除く最短記録を打ち立て、この日の主役となった。「みんながいなかったら、ここまでできていなかった」と話す同級生からの刺激も、大里をここまで押し上げた重要な要素の1つだ。
さらに、「こういうゴルフをしないと、上(レギュラーツアー)では活躍できないのか」と大里に思わせる粘り強いゴルフを続けていた森田が、14、15番で連続バーディ。ここで1打差まで迫られた。すぐ後ろまで迫った相手から、ひたすらに逃げる、上がり3ホール。そんな極限状態で生まれたのが、18番のショットだった。
勝みなみ、新垣比菜らと同じ“黄金世代”の1人。だが、同じ九州出身の勝には「小学生のときに一緒にプレーしたら10打差をつけられた雲の上の存在でした」と大きく差をつけられていた。それでも、キャディを務める父・充(みつる)さんと二人三脚で、「プロになってから追いつけばいい」と練習を重ねてきた。
昨年の最終プロテストは合格に1打及ばず失敗。QT16位の資格で出場を続けたツアーも、春先に6戦連続で予選落ちを喫するなど苦しんだ。そんななか、新垣がツアー初優勝、小祝さくらが優勝争いの常連になるなど、同級生が活躍を続けた。「頑張らないと」。そう思うしかない毎日を過ごしたなか、つかんだ初優勝だった。
「ショットは曲がるし、アプローチも下手、パターは入らない。まだまだ下手くそなので、もっと練習して、早く2勝目ができるようなゴルフをしたいです」
今後の目標について問われ、そう答えた大里。2度目の受験となった7月のプロテストに合格し、日本女子プロゴルフ協会入会後、わずか23日後にはツアー初優勝。入会前に優勝していた選手を除く最短記録を打ち立て、この日の主役となった。「みんながいなかったら、ここまでできていなかった」と話す同級生からの刺激も、大里をここまで押し上げた重要な要素の1つだ。