＜LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ　事前情報＞◇25日◇宮崎カントリークラブ(6,508ヤード・パー72)


　国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が宮崎県にある宮崎カントリークラブを舞台に26日(木)より4日間の日程で開催される。先週の『大王製紙エリエールレディスオープン』での優勝で有村智恵が賞金女王への可能性をつなぎ、諸見里しのぶ、横峯さくらに絞られるかと思われていた勝負は最終戦までもつれ込んだ。

　プロアマが行われた本日、3者がそれぞれ試合にかける意気込みを語った。「女王」へは優勝が最低条件となる有村は「（勝った後にメジャーというのは）優勝した勢いで臨める。4日間あるし、ミスしても挽回するチャンスがあるので上手く切り換えながら行きたい」と忍耐強く挑むことを誓っていた。

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　今季は賞金女王を獲ることを明言し、国内の試合に専念した横峯さくらは、今大会は自宅から「通勤」という地の利もありリラックスしている様子。「楽しんでやりたい。最終戦ということもあるので、最後の締めくくりとして良いプレーが出来れば」と自然体。また、現在賞金ランク1位の諸見里しのぶは「優勝すると全英にも行けるし、グランドスラムを達成できるかもしれない。よし、やるぞという気持ちが大きい」と追われる立場としてのプレッシャーはない。「34試合これでやっと終わるのでワクワク感がある」と今季国内公式戦全試合出場という鉄人は最終戦を前に元気いっぱいな様子で「楽しみ」と言い切った。

　賞金女王に向けてはそれぞれ、諸見里しのぶは「自分のゴルフをやって納得のゴルフをするのが目標。対相手じゃなく、対自分でやっていきたい」、横峯さくらは「（逆転とか）特にチェックしてないです。女王になりたいというより、この大会で勝ちたいといういう方が強い」、有村智恵は「皆さんが思っているほどバチバチじゃない。欲しいタイトルだし、来年の全英女子オープンへの出場チャンスが得られるので、優勝だけに集中していきたい」と語り、「女王」の称号の先にある「全英女子オープン」の出場意欲を見せた。