毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する【ニトリレディス編】。
【関連写真】暗闇でプレーする三ヶ島かな、ボールは見える?
右サイドの深いラフからグリーンを狙う。前方には高い木。グリーンの右手前には池が待ち構える。そんな状況の中、グリーンを狙うのか。左サイドに安全に刻むのか。
「ニトリレディス」3日目の2番ホール。上位争いをしていた三ヶ島かながまさにこの状況にあった。ショートアイアンで狙えることは狙えるが、問題は木を越えるかどうか。そこで、三ヶ島の思い悩む表情と行動を撮影したのが、米山聡明カメラマンだ。
「三ヶ島選手がクラブのヘッドを踏んで、シャフトが作る角度を見ていました。実はこれは、昔のゴルファーはしていたんです。番手ごとにこれをすると、シャフトの角度が球の打ち出し角を表すというわけです」と米山カメラマン。「いける」とふんだ三ヶ島は、見事、木を越えてみせたのだが、これには周囲にいたギャラリーも「?」の表情を見せた。
「ラウンドリポーターをしていた茂木宏美プロに写真を見せて聞いてみたのですが、『私も何をやっているのか分かりません』という答えでした。今ではほとんど見ることがありませんが、若い三ヶ島選手が自分の判断でこれをしていたのが驚きでした」(米山カメラマン)。
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右サイドの深いラフからグリーンを狙う。前方には高い木。グリーンの右手前には池が待ち構える。そんな状況の中、グリーンを狙うのか。左サイドに安全に刻むのか。
「ニトリレディス」3日目の2番ホール。上位争いをしていた三ヶ島かながまさにこの状況にあった。ショートアイアンで狙えることは狙えるが、問題は木を越えるかどうか。そこで、三ヶ島の思い悩む表情と行動を撮影したのが、米山聡明カメラマンだ。
「三ヶ島選手がクラブのヘッドを踏んで、シャフトが作る角度を見ていました。実はこれは、昔のゴルファーはしていたんです。番手ごとにこれをすると、シャフトの角度が球の打ち出し角を表すというわけです」と米山カメラマン。「いける」とふんだ三ヶ島は、見事、木を越えてみせたのだが、これには周囲にいたギャラリーも「?」の表情を見せた。
「ラウンドリポーターをしていた茂木宏美プロに写真を見せて聞いてみたのですが、『私も何をやっているのか分かりません』という答えでした。今ではほとんど見ることがありませんが、若い三ヶ島選手が自分の判断でこれをしていたのが驚きでした」(米山カメラマン)。