師事してからというもの、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(米国)をはじめ、様々なPGAツアーの選手の動画を見ては参考にしているが、河本が特に名前を挙げたのがジャスティン・トーマス(米国)。トーマスと言えば地面を蹴り上げる動作が特徴的だが、それ以外の部分も取り入れているという。1つ挙げたのが「トップの形を作らないようにしている」こと。
「トップは作るものではなく、作られるものだと思っています。日本のゴルファーはクラブを上げて、トップを作って一度止まろうとしますが、向こうの人たちは止まろうとしていない。クラブを上げていく中で、左腰を左サイドに切りかえしたところが向こうの人たちのトップ」。
切り返しのタイミングは人によってまちまちで感覚的なものと説明するが、「私の感覚としてはバックスイングが腰くらいに上がった瞬間くらいに左腰を切りかえしていますが、実際には(手元が)胸より上まで上がったところだと思います。何回も練習してきて自分の中に染みついたタイミングです」。
クラブが頭上に上がりきらない段階で左腰を回転することによって、上半身と下半身のねじれが生まれ、パワーが生まれるということ。河本がいうようにタイミングがはまれば大きなパワーが生まれる。
その他にも様々な要素を取り入れた結果、ドライバーで10ヤードの飛距離の飛距離アップに成功。「235〜240ヤードくらいのバンカーは上を行けるようになった」と成果は目に見えて現れた。それ以外にも「球筋を変えるのはボール位置と体の向き・前傾角」と教わり、様々な球筋を取得できたのもコーチと出会えたからだ。
「目標にしているのは世界。いまはそこに行くための過程で、1日でも無駄にしてはいけないと思っています。もちろん勝ちたい気持ちはありますが、それは内に秘めて。課題のマネジメントにも、しっかりと取り組んでいきたいと思います」と話した河本。元世界1位のエッセンスも取り入れながら、高みを目指していく。(文・秋田義和)
「トップは作るものではなく、作られるものだと思っています。日本のゴルファーはクラブを上げて、トップを作って一度止まろうとしますが、向こうの人たちは止まろうとしていない。クラブを上げていく中で、左腰を左サイドに切りかえしたところが向こうの人たちのトップ」。
切り返しのタイミングは人によってまちまちで感覚的なものと説明するが、「私の感覚としてはバックスイングが腰くらいに上がった瞬間くらいに左腰を切りかえしていますが、実際には(手元が)胸より上まで上がったところだと思います。何回も練習してきて自分の中に染みついたタイミングです」。
クラブが頭上に上がりきらない段階で左腰を回転することによって、上半身と下半身のねじれが生まれ、パワーが生まれるということ。河本がいうようにタイミングがはまれば大きなパワーが生まれる。
その他にも様々な要素を取り入れた結果、ドライバーで10ヤードの飛距離の飛距離アップに成功。「235〜240ヤードくらいのバンカーは上を行けるようになった」と成果は目に見えて現れた。それ以外にも「球筋を変えるのはボール位置と体の向き・前傾角」と教わり、様々な球筋を取得できたのもコーチと出会えたからだ。
「目標にしているのは世界。いまはそこに行くための過程で、1日でも無駄にしてはいけないと思っています。もちろん勝ちたい気持ちはありますが、それは内に秘めて。課題のマネジメントにも、しっかりと取り組んでいきたいと思います」と話した河本。元世界1位のエッセンスも取り入れながら、高みを目指していく。(文・秋田義和)