＜日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 最終日◇9日◇小杉カントリークラブ（6,605ヤード・パー72）＞

「この試合だけはどうしても勝ちたかった」。今季の国内女子メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」は、申ジエ（韓国）による圧勝劇で幕を閉じた。ジエは先週の「ゴルフ5レディス」から2連勝を果たしたが、これとは別にもう一つの連勝記録を達成。それは史上9人目（1988年ツアー制度施行後）となる“国内メジャー2連勝”だ。

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5月に開催されたメジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で今季初優勝。その後は常に上位争いに絡み、先々週の「ゴルフ5レディス」で今季2勝目、先週の日本女子プロでメジャー2連勝、今季3勝目を果たした。

「ゴルフ5レディス」からクラブ変更はない。8月頭からのクラブ変更は、最高の形で“狙いどおり”の結果になっている。「北海道meijiカップ」から2位⇒2位⇒3位タイ⇒優勝⇒優勝と、わずか1ケ月強で約6600万円の荒稼ぎに成功、一気に賞金ランクトップに立った。悲願の日本ツアーの賞金女王戴冠へひた走る。

これで今季はミズノ『ミズノプロ518』アイアンの使用者が7勝目（アン・ソンジュ4勝、申ジエ3勝）、同アイアンのメジャー勝率は100％。そのアイアンが今大会でも冴えた。1番でもう少しでイーグルとなりそうだった2打目は残り145ヤードを左50cmに、2番は130ヤードを8番アイアンで4m。約2年間愛用するアイアンで連続バーディを奪い、悪天候に左右されず“流れ”を作った。