「距離を残したパットが届かないという選手も目立ったなか、香妻選手はしっかりと届かせた。もともとストロークがキレイで、強い球を打つことができる選手です。パットに苦しんでいたようですが、かつての強気のパットが戻ってきました」
パットの不振に苦しんでいたのは香妻自身も語っていたこと。しかし、最近の試合では「自信が持ててきた」と、グリーン上での戦いに手ごたえを示していた。「悪い時は、1〜2mの距離も打ち切れなかった」という姿は、もうそこにはない。自信を持って、ショートからミドルレンジのバーディチャンスをことごとく決めて、8つのバーディを奪った。
■背が小さくても飛距離が出る理由
また、スイングでも苦しんでいた時期との違いを辻村氏はこう見出す。
「ここ2年ほどの香妻選手を見ていると、スイング時に手でこねる、手だけで合わせるスイングになっていました。これは体の回転に腕とクラブ合っていないということ。こうなるとインパクトゾーン付近でタイミングがずれてしまいます」
ボディターンを使ってスイングができていないため、しっかりと振り抜けていない時期が続いたと辻村氏は話すが、それも最近では腰の回転がスムーズになってきたという。また香妻のスイングは、もともとが「個性的」と辻村氏は続ける。
「香妻選手のスイングはトップポジションに特徴があります。トップで手首をルーズにして、右わき、右ひじを大きく開ける。トップの位置でヘッドが地面を一回差すくらい上げる。これは、横峯さくら選手と似ています。このスイングはフェードボールを生み出すのですが、これは(横峯同様、香妻がゴルフを学んだ)『めだかクラブ』の流儀なのかもしれないですね」
パットの不振に苦しんでいたのは香妻自身も語っていたこと。しかし、最近の試合では「自信が持ててきた」と、グリーン上での戦いに手ごたえを示していた。「悪い時は、1〜2mの距離も打ち切れなかった」という姿は、もうそこにはない。自信を持って、ショートからミドルレンジのバーディチャンスをことごとく決めて、8つのバーディを奪った。
■背が小さくても飛距離が出る理由
また、スイングでも苦しんでいた時期との違いを辻村氏はこう見出す。
「ここ2年ほどの香妻選手を見ていると、スイング時に手でこねる、手だけで合わせるスイングになっていました。これは体の回転に腕とクラブ合っていないということ。こうなるとインパクトゾーン付近でタイミングがずれてしまいます」
ボディターンを使ってスイングができていないため、しっかりと振り抜けていない時期が続いたと辻村氏は話すが、それも最近では腰の回転がスムーズになってきたという。また香妻のスイングは、もともとが「個性的」と辻村氏は続ける。
「香妻選手のスイングはトップポジションに特徴があります。トップで手首をルーズにして、右わき、右ひじを大きく開ける。トップの位置でヘッドが地面を一回差すくらい上げる。これは、横峯さくら選手と似ています。このスイングはフェードボールを生み出すのですが、これは(横峯同様、香妻がゴルフを学んだ)『めだかクラブ』の流儀なのかもしれないですね」