「小祝さんに目玉を練習するようにいった理由は、重力を利用して、ヘッドを上から下に下ろす動きを感じてほしかったからです。どうしてもバンカーで、しかも目玉だと力ずくで出そうとしがちです。それでは正しいヘッドの入れ方をマスターできません。ヘッドの重さを感じて重力を利用できれば、自分の力は3分の1で済みますし、ショットの切れ味も出ます」
フェースをスクエアに構え、ヘッドの重さを利用しつつ、リーディングエッジからヘッドを砂の中に入れると、フワッとしたボールが打てるのだという。極端な話、ボールのロゴが見えるぐらいにゆっくりと上がっていくと辻村コーチはいう。
「初めて目玉を練習していた成果が出ましたね」と、周囲の笑いを誘った小祝だが、今年の1月中旬から約1カ月間行ったハワイ合宿では、バンカーの中で2時間、この練習を行うことから1日は始まっていたという。しかし、辻村コーチによれば、目玉からの練習はバンカーショットのためだけではなく、アイアンショットの向上にもつながっているという。だからこそ、未勝利ながらも賞金ランキング7位につける安定感を誇っているのだろう。悲願のツアー初優勝へも確実に近づいていることは間違いない。(文・山西英希)
フェースをスクエアに構え、ヘッドの重さを利用しつつ、リーディングエッジからヘッドを砂の中に入れると、フワッとしたボールが打てるのだという。極端な話、ボールのロゴが見えるぐらいにゆっくりと上がっていくと辻村コーチはいう。
「初めて目玉を練習していた成果が出ましたね」と、周囲の笑いを誘った小祝だが、今年の1月中旬から約1カ月間行ったハワイ合宿では、バンカーの中で2時間、この練習を行うことから1日は始まっていたという。しかし、辻村コーチによれば、目玉からの練習はバンカーショットのためだけではなく、アイアンショットの向上にもつながっているという。だからこそ、未勝利ながらも賞金ランキング7位につける安定感を誇っているのだろう。悲願のツアー初優勝へも確実に近づいていることは間違いない。(文・山西英希)