<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 2日目◇22日◇利府ゴルフ倶楽部(6,534ヤード・パー72)>
今年のプロテストに合格した新人の菅沼菜々が、5バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフながら、1オーバーでフィニッシュ。通算2オーバーで暫定順位42位タイにつけ、予選通過圏内に留まった。
【写真】菅沼菜々、プロテスト合格直後の喜びの笑顔
実は菅沼にとって、今大会がデビュー戦となる。2000年2月10日生まれの18歳で、半年前に高校を卒業したばかりだ。アマチュア時代も5試合にしかトーナメントの出場経験はなく、戸惑うことも多い。この日はインコースのトップスタート(7時20分)だったため、朝の5時半にコースに到着。練習場でウォーミングアップを行い、さあボールを打とうとしたところで、スタートが1時間遅れになると聞いた。その後、スタートが30分ずつ遅れ、最終的に3時間10分遅れでのティオフとなったが、当然初めての経験である。それでもアクシデントにめげず、10番パー4のティショットはドローボールでフェアウェイ真ん中をきっちりととらえてみせた。
この日は同組だった菊地絵理香が4バーディ、ノーボギーの68でフィニッシュ。「キャディさんと攻め方の打ち合わせをしている声が聞こえてきたんですが、その狙いどおりのところにボールがいくんです。気がつけば68という感じで、少しも隙がなかったですね」と、トッププロのゴルフに感動したという菅沼。自分のゴルフと照らし合わせ、「私は2番パー5でバーディを獲ろうという気持ちが強すぎて、3打目を難しいサイドのバンカーに入れてダブルボギーをたたきました。まだまだですね」と反省も忘れない。
ホールアウト後は、多くのギャラリーから早速サインを求められ驚いていたが、「名前は何ていうの?」と聞かれて、苦笑いを浮かべていた菅沼。とりあえず、初の賞金を手にすることはほぼ確定だが、あとはその額をどこまで上げていくかだ。「できれば財布を買いたい気持ちはありますが、経費もいろいろとかかりますし、そちらにあてるつもりです」。今回は経費節減のため。父親がキャディバッグを担いでいるだけに、できるだけ多くの賞金を稼ぎ、恩返しをしたいところだ。(文・山西英希)
今年のプロテストに合格した新人の菅沼菜々が、5バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフながら、1オーバーでフィニッシュ。通算2オーバーで暫定順位42位タイにつけ、予選通過圏内に留まった。
【写真】菅沼菜々、プロテスト合格直後の喜びの笑顔
実は菅沼にとって、今大会がデビュー戦となる。2000年2月10日生まれの18歳で、半年前に高校を卒業したばかりだ。アマチュア時代も5試合にしかトーナメントの出場経験はなく、戸惑うことも多い。この日はインコースのトップスタート(7時20分)だったため、朝の5時半にコースに到着。練習場でウォーミングアップを行い、さあボールを打とうとしたところで、スタートが1時間遅れになると聞いた。その後、スタートが30分ずつ遅れ、最終的に3時間10分遅れでのティオフとなったが、当然初めての経験である。それでもアクシデントにめげず、10番パー4のティショットはドローボールでフェアウェイ真ん中をきっちりととらえてみせた。
この日は同組だった菊地絵理香が4バーディ、ノーボギーの68でフィニッシュ。「キャディさんと攻め方の打ち合わせをしている声が聞こえてきたんですが、その狙いどおりのところにボールがいくんです。気がつけば68という感じで、少しも隙がなかったですね」と、トッププロのゴルフに感動したという菅沼。自分のゴルフと照らし合わせ、「私は2番パー5でバーディを獲ろうという気持ちが強すぎて、3打目を難しいサイドのバンカーに入れてダブルボギーをたたきました。まだまだですね」と反省も忘れない。
ホールアウト後は、多くのギャラリーから早速サインを求められ驚いていたが、「名前は何ていうの?」と聞かれて、苦笑いを浮かべていた菅沼。とりあえず、初の賞金を手にすることはほぼ確定だが、あとはその額をどこまで上げていくかだ。「できれば財布を買いたい気持ちはありますが、経費もいろいろとかかりますし、そちらにあてるつもりです」。今回は経費節減のため。父親がキャディバッグを担いでいるだけに、できるだけ多くの賞金を稼ぎ、恩返しをしたいところだ。(文・山西英希)