＜日本女子オープンゴルフ選手権 2日目◇28日◇千葉カントリークラブ野田コース（6,677ヤード・パー72）＞

2015年大会のチャンピオンが苦戦を強いられた。日本ツアー公式戦2勝、海外女子メジャー2勝、母国・韓国女子オープンも制しているチョン・インジは、1バーディ・3ボギーの「74」と振るわず。スコアを2つ落とし、トータル1オーバーでフィニッシュ。予選通過は果たしそうだが、表情はさえない。

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「若い素晴らしい2人とのラウンドで元気をもらいました」と新垣比菜、勝みなみとのラウンドを振り返るが、自身のゴルフには不満が残った。この日の苦戦の理由はグリーン。「ラインの読みも悪かったですし、グリーン周りのアプローチも良くなかったです」と、スコアメイクに苦しんだ。

大きな期待を受けるインジには大勢のギャラリーがつき、この日も大声援が飛んだが、答えられない自分に歯がゆさを覚えた。「少し疲れています…。ゴルフの調子というよりも、今は休みたいです。よく寝て、週末に臨みます」と、力なく答えた。

疲れはあるものの、ホールアウト後には待ち受けるギャラリーの元に駆け寄りサインを行ったインジ。「今日もたくさんの応援をいただきました。本当にありがたいです」。休息とともに、熱狂するファンの力を元気に変えて、週末は大爆発といきたいところだ。（文・高桑均）