そうして迎えた今大会。2日目に「65」を出して首位と1打差で最終日を迎えた。その晩はチームのメンバーと緊張したときの対処法を話したり、友達とたわいもない会話をしたりと、まずは自分の話を聞いてもらった。すると「私以外にも、私に優勝して欲しいと思っている人がいる」と不安が緩和された。それが良かったのだろう。この日の朝はマンシング-よりもかなり良い状態でスタートすることができた。そういった一つひとつが今日の優勝につながった。
「棄権が続いていたときは苦しかったけど、今日勝つためだと思えば。精神的にきつかった時期を乗り越えてまた優勝できたことはメンタルが強くなったと言えると思います」。それでも、と続ける。「優勝してシードも気にしなくてよくなりましたし、少し楽にはなりましたが、私はすぐに不安になってしまう性格。それは何回勝っても変わらないと思います」。
そんな言葉が出るようになったのも、自分を認められるようになったからこそ。「この自分とこれからもやっていきたい」。そう言って笑った。(文・秋田義和)
「棄権が続いていたときは苦しかったけど、今日勝つためだと思えば。精神的にきつかった時期を乗り越えてまた優勝できたことはメンタルが強くなったと言えると思います」。それでも、と続ける。「優勝してシードも気にしなくてよくなりましたし、少し楽にはなりましたが、私はすぐに不安になってしまう性格。それは何回勝っても変わらないと思います」。
そんな言葉が出るようになったのも、自分を認められるようになったからこそ。「この自分とこれからもやっていきたい」。そう言って笑った。(文・秋田義和)