「スタンレーレディス」でそんな言葉を聞かれたのは2日目。声の主は新垣比菜のキャディを務めた清水重憲氏だった。
清水氏が指したのは、18番のセカンドショット。状況はこうだ。トータル7アンダーで全美貞(韓国)と並んで首位タイ。その全は1つ前の組でプレー。同組の大山志保と原英莉花はスコアを落としていた。
18番ホールは、2日目の難易度が10番目というパー5だが、536ヤードと2オンできる距離ではない。ほとんどの選手がレイアップをする。ここで新垣はセカンドショットを曲げてラフに入れてしまった。結局そこから寄せられず、このホールをパーとして、全と並ぶ首位タイで最終日を迎えることとなった。それについて清水氏は言及した。
「(レイアップしたあとの)3打目を寄せてバーディを獲れるかどうかは結果論です。ただし、2打目をフェアウェイに置けなかったのは、スキを見せたということ。首位で並んでいた全選手は1つ前の組ですから、フェアウェイに置いてプレッシャーをかけないといけない場面でした」
結果はご存じの通り、新垣は最終日にダブルボギーを記録するなどして、ささきしょうこに逆転負けを喫した。本人も2日目のホールアウト後に「18番のセカンドショットがラフにいったのが悔しい。バーディで終わりたかった」と唇をかんだこの1打が、勝負のあやとなったかは“たられば”になるので言及は避けるが“新垣比菜は崩れない”と思わせられていれば何かが違ったかもしれない。
この話を聞いて、ふと新垣と清水氏が今年6月の「アース・モンダミンカップ」で初めてタッグを組んだときのことを思い出した。新垣にツアー最多勝キャディからのアドバイスで気になったものを聞いたときに、「パー5のセカンドショットをもっと大事に打つ。ウッドで運ぶときも、同じフェアウェイに置くのでも3打目のアプローチやショットのことを考えて打った方がいい、と言われました」と答えた。なるほど、そうやって雑に打つ1打がないからこそ、清水氏が担いでいたイ・ボミ(韓国)は2年連続で賞金女王になれたのだと思った記憶がある。
清水氏が指したのは、18番のセカンドショット。状況はこうだ。トータル7アンダーで全美貞(韓国)と並んで首位タイ。その全は1つ前の組でプレー。同組の大山志保と原英莉花はスコアを落としていた。
18番ホールは、2日目の難易度が10番目というパー5だが、536ヤードと2オンできる距離ではない。ほとんどの選手がレイアップをする。ここで新垣はセカンドショットを曲げてラフに入れてしまった。結局そこから寄せられず、このホールをパーとして、全と並ぶ首位タイで最終日を迎えることとなった。それについて清水氏は言及した。
「(レイアップしたあとの)3打目を寄せてバーディを獲れるかどうかは結果論です。ただし、2打目をフェアウェイに置けなかったのは、スキを見せたということ。首位で並んでいた全選手は1つ前の組ですから、フェアウェイに置いてプレッシャーをかけないといけない場面でした」
結果はご存じの通り、新垣は最終日にダブルボギーを記録するなどして、ささきしょうこに逆転負けを喫した。本人も2日目のホールアウト後に「18番のセカンドショットがラフにいったのが悔しい。バーディで終わりたかった」と唇をかんだこの1打が、勝負のあやとなったかは“たられば”になるので言及は避けるが“新垣比菜は崩れない”と思わせられていれば何かが違ったかもしれない。
この話を聞いて、ふと新垣と清水氏が今年6月の「アース・モンダミンカップ」で初めてタッグを組んだときのことを思い出した。新垣にツアー最多勝キャディからのアドバイスで気になったものを聞いたときに、「パー5のセカンドショットをもっと大事に打つ。ウッドで運ぶときも、同じフェアウェイに置くのでも3打目のアプローチやショットのことを考えて打った方がいい、と言われました」と答えた。なるほど、そうやって雑に打つ1打がないからこそ、清水氏が担いでいたイ・ボミ(韓国)は2年連続で賞金女王になれたのだと思った記憶がある。