＜富士通レディース 初日◇12日◇東急セブンハンドレッドクラブ 西コース（6,675ヤード・パー72）＞

香妻琴乃が、「富士通レディース」初日の前半9ホールを終えた時点で「左股関節痛」のため途中棄権した。今後検査の予定はないが、ケアなどを施しながら様子をみるという意向を示した。

【LIVEフォト】スイング後に厳しい表情を見せる香妻琴乃

香妻によると、股関節に違和感を感じはじめたのが3〜4週間前。その時点では、試合中に気になる程度で大きな影響もなかったが、先週に入り痛みを伴いだした。さらに今週になると状況が悪化。前日のプロアマ戦も3ホールを終えた段階で取りやめ、その後2時間をケアにあてたが快方に向かわず、「左足が全体的に痛い。今週は夜になっても痛いことが続いた」と現状を話した。

この日のラウンドは、スタートの1番パー5でイーグルを奪う好スタート。しかし「アイアン、アプローチ、パターは悪くなかったけれど、ドライバーが振れなかった」と、プレーへの支障は大きかった。9番でボギーを喫したものの1アンダーで折り返しを迎えたが、「後半もさらに振れなくなるだろうし、3日間やることはできない」と判断。途中棄権という決断をくだした。

今季は「マンシングウェアレディース」でツアー初優勝。現在賞金ランク42位につけ、今大会終了後のランク上位35位までの選手に付与される「TOTOジャパンクラシック」（11月2日開幕、滋賀県・瀬田GC北C）の出場権獲得を目指し強行出場した。しかし出場は叶わない状況に追い込まれ、「それが一番残念です」と声を落とした。